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日本人留学生の就職状況の変遷:Disco International
 
DISCO International, Inc.
15 W. 44th St., 5th Fl. New York, NY 10036
Phone: 212-403-6840
www.careerforum.net

College Marketing 担当: 横田 梢氏

キャリフォーラムに参加する留学生について教えてください。
かつてはキャリアフォーラムを開催する地域周辺からの参加者が多かったのですが、一度に多くの企業と会える機会が限られている留学生にとって、情報収集・面接の機会があるキャリアフォーラムは非常に貴重であることから、最近は地域は関係なく、全米・カナダ・ヨーロッパ、そして日本からも参加者がいます。企業は企業説明のみならず、面接を行い、場合によっては内定まで出すため、近年のキャリアフォーラムは「企業説明会」と言うよりも「面接会」と言えるでしょう。また、キャリアフォーラムは新卒者のみを対象としていないため、転職者はもちろん、職務経験を持つ大学院生も多く参加しています。規模は開催場所と時期によって異なりますが、200社以上の企業と10,000人を越える参加者が集まるボストンキャリアフォーラムは、全米最大の日英バイリンガルジョブフェアに成長しました。最近は以前にも増して事前準備が重要となっており、参加者は早くから事前登録・準備を始めています。また、大学1・2年からキャリアフォーラムや企業訪問、セミナーに参加し、情報収集を行っています。最近は1日だけでなく、2日間もしくは3日間すべてに参加し、限られた時間を効果的に活用する学生が増えています。
 
キャリアフォーラムに参加する留学生のパターンは主に以下の5つです。
1) 日本の高校卒業後、留学した学生
2) 幼少の頃から長期間海外で過ごした学生(帰国子女)
3) インターナショナル・スクール卒業生
4) 日本の大学を卒業後、留学した学生
5) 日本の大学からの交換留学生

留学生が求めるキャリアフォーラム参加企業は、日本の学生と大きくは変わりませんが、留学生はやはり留学経験をどこかで活かせるかを企業選びのポイントにしている場合が多くあります。ボストンキャリアフォーラム参加者のアンケート結果では、広告、コンサルティング、銀行が人気業種上位を占めていました。それ以外には日本でも人気のメディア、航空会社や非営利団体の参加を留学生は希望しています。また、多くの留学生は海外経験を活かしたいという要望があり、グローバル化している企業、海外への出張や転勤可能や英語が活用できる職種に魅力を感じています。


日本の学生は就職活動対策組と売り手市場依存組に分かれますが、留学生はいかがでしょうか。留学生にも同様の二極化が見られますか。
留学生にも留学生なりの二極化はあります。日本にいない留学生は、日本の学生と同じ就職スケジュール、または企業の採用スケジュールに合わせることができないため、就職情報と就職活動の機会が限られてしまいます。また、企業説明会や OB・OG 訪問にも参加できませんし、ウェブサイトや就職本のみでは「生」の声を聞くこともできません。

しかし、このようなハンデを理解し、早くから行動する留学生がいることも事実です。そういった留学生は就職活動対策組として、大学1年・2年の頃からキャリアフォーラムに参加したり、あらかじめ興味がある企業や業界の採用スケジュールを調べ、日本に帰国するたびに多くの企業を訪問したりしています。このように、早くから企業と接することで、自分のやりたいことが明確になり、キャリアフォーラムでの企業のまわり方や面接にも慣れが出てきます。

もう1つのグループは、前述のような留学生のハンデを知らないまま、大学での4年間、または大学院での2年間を過ごしてしまう学生です。このような学生は卒業間近になって初めて留学生としてのハンデを知ることになります。ただし、それは学生だけの責任とは言えません。日本では、たとえ就職意識が低くても大学からや友人から自然に情報が入り、早くから就職活動を始める環境が整っています。しかし、アメリカに留学していると、大学によって自分以外に日本人がいない場合もあります。また、大きな大学ではキャンパスが広すぎて他に日本人がいても交流がないこともよくあります。そうすると、キャリアフォーラムに参加した先輩の話も聞かず、就職活動の情報を交換する相手もいない状態となってしまい、他の留学生がいつどこで就職活動をしているのかわかりません。唯一参考にできるのは、まわりにいるアメリカの学生になりますが、アメリカでは業界によって採用時期が異なったりするため一斉に就職活動をすることはありませんし、卒業してから就職活動をする学生も少なくはないのです。このような状況では、「自分もまだ大丈夫だろう」と思ってしまっても不思議ではありません。

10年前に比べインターネットも進化し、さまざまな情報をウェブ上から得ることができますので、今の学生の方が情報収集力があると思いますが、逆にさまざまな情報にアクセスできることで、どの情報を信頼するべきかが悩みとなっています。弊社はこのような問題を解決するべく、弊社のキャリアサイト 『CFN』で留学生の就職活動に関するコンテンツを掲載し、毎週木曜配信のメールマガジン 『CFN|PRESS』 で留学生が抱える悩みなどのトピックを毎週カバーしています。また、就職活動をトピックとするオンラインセミナーも毎月行い、学生の質問にライブで回答しています。日本の学生向けの就職活動情報はいろいろとありますが、留学生に特化した情報を提供することが大事だと考えています。


キャリアフォーラムではどのような企業が多いですか。それらの企業は一般的に、留学生にどのような資質を求め、日本国内の学生との違いはどこにあると見ていますか。
弊社では米国内ではボストン 、ニューヨーク、ロサンゼルス、そして東京(夏・冬の2回)とロンドンの5都市で1年間に合計6回のキャリアフォーラムを開催していますが、参加企業の傾向はそれぞれ異なります。ボストンでは MBA を含めた経験者採用を積極的に行う企業が多く参加し、2007年のボストンでは60社近くの金融機関が参加しました。また、ロサンゼルスは2006年まで技術系の留学生を対象としていたため、引き続き IT や電機メーカーなどが多いものの、2007年から事務系も対象に含めるようになったことから、会計監査法人なども参加し始めています。ほとんどの参加企業が求めるのは、海外経験や日英のコミュニケーション能力です。細かなニーズは各企業によって異なりますが、技術・MBA・会計などの専門性に重点を置く企業や、海外で培われた独立心・たくましさ・バイタリティなど、日本国内の学生とは異なる経歴に期待する企業も多くあります。


現在は売り手市場と言われますが、留学生を対象にした企業の採用状況はいかがでしょうか。過去、または昨年とは違いがありますか。また、留学生の採用において、企業が直面している課題はありますか。
過去2〜3年における日本の採用市場を振り返ると「売り手」という言葉を用いることは正しいと言えるでしょう。しかし、1年近く前から少しづつ減速し始めている「中途市場」や、昨年秋からの金融・不動産関連企業の業績不振、原料費上昇、株価の低迷などにより、現在の採用市場は混沌とした状況が続いていると言えます。

日英バイリンガルの採用市場は大きく分けて日本とアメリカになりますが、日本企業の採用意欲は依然高いと言えます。しかし、採用市場、特に新卒などの採用計画は1年以上前から始まるため、実際の景気の影響を受けるのが1年以上たってからという現実もあります。かつて日本国内の採用意欲の減速は海外にも直接影響を与えましたが、過去10年は大量採用よりも質を重視する企業が増えているため、海外の優秀な人材を採用するのであれば、国内の採用規模が多少縮小していても、いきなり海外採用中止ということにはならないと思われます。

留学生や海外在住の人材を採用する上での日本の企業の大きな悩みは面接機会を作ること、そして、面接後のフォローなどが挙げられます。せっかくネットなどで応募をしても、距離が原因で企業側が面接まで持ち込めない、また、内定者フォローがメールなどでしかできないため学生側もなんとなく疎遠になり、その後たまたま出会った企業に入社してしまい、連絡を取らないまま終わるケースもあります。
 
 

日本の就職システム
一斉に就職活動を始め、一斉に入社する
独特のシステム

アメリカでの就職
「必要な時に必要な人材を」
あくまで個人ベースのシステム
日本人留学生の就職状況の変遷
DISCO International, Inc.
College Marketing 担当 横田梢氏

アメリカの移民法
アメリカで外国人として働くには
移民法の基礎知識が必要

日本人留学生の就職状況
Microsoft Corporation
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アメリカ国内のジョブ・フェア
シアトル・ボストン・ニューヨーク・
ロサンゼルスのジョブ・フェアをチェック
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