日本国内の大学生は、在学中に多くて100社ぐらいに就職情報サイトを通じてエントリーし(企業に受験の意思を示すこと)、30社ぐらいの説明会に行き、入社試験を受けたりするとされている。後輩が先輩を訪ねる OB 訪問もあれば、若手社員が卒業大学の後輩に社外で非公式な面接を行うリクルーター制も復活しており、就職活動講座も開催され、就職活動中の学生が助け合う就職活動サークル(就活サークル)やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)で情報交換もなされる。しかし、日本国内にいない日本人留学生には頻繁に説明会や就活サークルに出向くような就職活動は基本的に困難であり、日本の大学に行っていないので OB 訪問もリクルーターとの面会もできない。SNS でも日本の大学生とは状況が違う。こだわる留学生は春学期を休学してまでも就職活動を行うが、たいていの留学生は学校の休みごとに日本に帰国して就職活動を行う傾向がある。ある就職コンサルタントは、就職を結婚に例える。「100人とお見合いしても、結婚するのは1人。「数撃ちゃ当たる」というものではないですよ。自分がどういう人間で、自分がどういう相手を好み、一緒に何をしたいのか。そういうことがある程度わかっていてこそ、成功するのではないでしょうか。作業は留学していても自分で考え、インターネットの発達した今なら会社のことを調べることもできます」。現在は留学生が短期間で多くの企業に会えるよう、留学生の採用を年頭に置いた企業が参加するジョブフェアも各地で開催されている。日本の大学生と同じ土俵に上がろうとするのではなく、留学生の土俵に上がる機会を逃さないようにし、留学生なりにできることをしていこう。