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ユニバーシティ・ビレッジから3ブロック程北にある 55th Street に面したスターリング・カフェは、ワシントン州で初めて農務省に認可されたオーガニック・レストラン。開店したのは、ニューヨークで同時多発テロ事件が起きた2001年9月11日。座席は34席とわりとこぢんまりとしているが、壁にはシアトル在住の写真家中村良樹さんが撮影したシアトルの写真が飾られており、アットホームな雰囲気が楽しめる。
食にこだわりを持つオーナー兼シェフのドン・ウィルソンさんは、ホルモン剤や化学薬品などが使われている食材に嫌気がさし、30年前からオーガニックにこだわるようになったそう。おかげで20代の頃よりも体の調子が断然良いと言う。「オーガニックの野菜などを使うレストランもあるが、調味料までオーガニックにしなければ、結局はオーガニックの意味がなくなってしまう」と語るドンさんは、30年にわたりレストラン業界で働いた後に自分の店を経営するようになってからは、調味料から食材までほぼすべてをオーガニックを使っている。もちろん、ソースやドレッシングなどもすべて手作り。料理には欠かせない水もここでは4段階の浄化システムを使い、空気も清浄器を使用するなど、臭いにまで気を使っている。午前9時半から翌日の午前2時までみっちり働き、定休日の月曜と火曜は片づけ、水曜はデザート作りに料理の下ごしらえと働きづめなのも、「美味しい」と喜んで食べてくれるお客さんの顔が見られるからこそだ。
おすすめの "Don's Roasted Chicken"($22.50)は、チキンの半分をハーブ・マッシュルーム・ニンニク・タマネギと一緒に炒めた後、ワインをかけてローストし、クリームで仕上げるという、手のこんだもの。野菜とポテトがついてくるこの一品はオーダーしてから25分の時間がかかる。また、タマネギとベーコン、そして白ワインで味付けしたリバー、"Liver
and Onions"($21)も、安心していただけるおすすめの一品(こちらも野菜とポテト付き)。そしてシーフードもすべて養殖ではなく天然のものを使っており、ニンニク・ケーパー・バジル・トマト・チリ・アンチョビの入った自家製スモーク・サーモンをエンジェル・ヘア・パスタと和え、パルメザン・チーズで仕上げた
"Smoked Salmon Pasta"($14.50)も人気がある。また、サンドイッチやサラダも充実しており、手作りのスープとあわせてぜひトライしてみよう。
しかし、野菜もオーガニックとなるとなかなか簡単に仕入れることができないものもあり、アメリカでオーガニックのものが見つからなければ、イギリスなどの国外からわざわざ仕入れているそうだ。また、冬になると野菜も手に入りにくくなり、オーガニックともなると値段がかなり高くなるので仕入れも大変になるが、メニューの値段は変わらない。旬の野菜を使ったシェフのスペシャルを必ずチェックしよう。また、忘れてはいけないのがデザートだ。ホームメイドのアイスクリームからムース、パイ、ケーキと種類も豊富。飲み物もワイン、ビール、コーヒーのすべてがオーガニックだ。
とにかく一生懸命にがんばっている様子が感じられるドンさん。最後に、「親がオーガニックを食べていると子供も食べるようになる。幼いうちから健康な体を維持していくのは大切なこと。オーガニックを選ぶ人はまだまだ少ないけれど、これからはもっと注目されるべきだよ」
と語ってくれた。
※レストランの横にあるスターリング・サロンはダンさんの奥さん、ロージーさんの経営。ヘア・スキン・ネイルのケアができ、こちらもオーガニック製品を使っているので安心。カフェとはつながっているので、サロンでの食事も可能。 ※この記事は2006年9月時点の取材にもとづいています。
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Sterling Cafe
2614 NE 55th Street Seattle, WA 98105 Phone: (206) 522-3011 www.sterlingcafe.net
【営業時間】 木〜日 11am-10pm 土・日ブランチ 11am-2pm 月〜水 定休日 |


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