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Seattle Symphony
 
Seattle Symphony

オフィス / シアター
Benaroya Hall
200 University Street, Seattle, WA 98111
Phone: (206) 215-4700 (administration)
www.seattlesymphony.org

チケット
Phone: (206) 215-4747/(866) 833-4747
営業時間:月〜金 10am-6pm; 土1pm-6pm
シーズン中に約220回の公演を行うシアトル・シンフォニー。今年で創立103周年を迎え、1983年から音楽監督・指揮者を務めるジェラルド・シュワルツ氏と共にレコーディングした CD は100枚近い。これまで数々の賞を受賞しており、グラミー賞にも10回ノミネートされている。総工費1億1,810万ドルをかけて1998年に完成した本拠地ベナロヤ・ホールは、国際的にも高い評価を得ているコンサート・ホールで、9月から6月のシーズン中には毎年33万人近くがその演奏を楽しんでいる。シアトル・シンフォニーの第1バイオリニスト、蒲生彩子さんによる連載 『シンフォニー便り』 は、シンフォニー初心者もシンフォニー通も楽しめる。関係者以外は知ることができない、シアトル・シンフォニーの様子を一読してみよう。

ジェラルド・シュワルツ
音楽監督・指揮者
©Yuen Lui Studio

ベナロヤ・ホール
©Lara Swimmer

Opening Night
オープニング・ナイト

中国を代表するピアニストで世界的に活躍している朗朗(ランラン:Lang Lang)がロッシーニのウィリアム・テル序曲とラフマニノフの 『パガニーニの主題による狂詩曲』 を共演する。『パガニーニの主題による狂詩曲』 はラフマニノフ(1873-1943)が1934年に完成させた25部からなる変奏曲形式の狂詩曲で、ピアノが独奏楽器となっている。演奏の1時間前にはワシントン大学のロブ・シュルツ氏によるイタリアの19世紀・20世紀における音楽についての講演が開催される。

5歳で瀋陽ピアノ・コンクールに優勝してリサイタルを開いたというランラン(1982-)は、9歳で北京中央音楽学院に入学し、11歳でドイツの第4回青少年ピアノ・コンクールで最優秀賞・技能賞を受賞。1997年の17歳の時にはラヴィニア音楽祭のガラ・コンサートでチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を弾き、シカゴ・トリビューン紙に絶賛されてからは、世界的な演奏活動を展開し、数々の賞を受賞し、たくさんの楽団と共演している。公式サイトはこちら

【公演日時】 9月16日(土) 7pm

©Kassakara/DG


日本人演奏家・指揮者
今シーズンの目玉の1つは2007年4月19日〜4月21日に演奏が予定されている諏訪内晶子(すわない・あきこ)。今回は3日間にわたり、ムソルグスキーの 『Pictures at an Exhibition(邦題:展覧会の絵)』 などを弾く。1990年に18歳で出場したチャイコフスキー国際コンクールにて日本人初の優勝という快挙を成し遂げ、その翌年からコロンビア大学、ジュリアード音楽院で学び、1995年にアンドレ・プレヴィン/NHK交響楽団との共演で大成功。それからはトップクラスの指揮者やオーケストラと積極的に演奏活動を行い、若手ヴァイオリニストとして世界的地位を確立している。公式サイトはこちら

また、同年5月には、バッハ・コレギウム・ジャパンの音楽監督・指揮者で、チェンバロ・オルガン奏者の鈴木雅明(1954〜)が、11日と12日に2日間にバッハの第4組曲などの指揮を行う。神戸出身で、東京芸術大学作曲学科を卒業した後、同大学オルガン科、古楽研究会でチェンバロ、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でチェンバロとオルガンを学んで卒業。神戸松蔭女子学院大学助教授、東京芸術大学古楽科助教授を経て、現在は東京芸術大学教授を務めている。




Series
シリーズで選ぶ

シアトル・シンフォニーでは、古典音楽を楽しむクラシカル、ブロードウェイやビッグ・バンドなどエンターテイメント要素の高い音楽を楽しむシアトル・ポップス、子供と古典音楽を楽しむチルドレンズの3種類のシリーズがある。クラシカル・シリーズでは、曜日が異なる同一シリーズも含めると、実に27のチョイスがある。人気のあるクラシックを集めたポピュラー・クラシック・シリーズでは、ベートーベンの第九交響曲(12月28日)、皇帝(3月1日)など有名な楽曲が、モーツァルト作品ばかりを集めた 『Mainly Mozart』 では交響曲39番やピアノ協奏曲20番など約20曲がラインナップしている。シアトル・ポップスでは8種類のチョイスがあるが、アカデミー賞を受賞した作曲家マーヴィン・ハムリッシュの映画音楽を楽しむ 『Marvin Hamilisch From Screen to Stage』 (2月11日)、著名なアメリカ人テナー歌手スタンフォード・オルセンとシアトル混声合唱団で聴く 『Carmina Brana』 (7月13日)などがある。ハムリッシュは 『The Way We Were(邦題:追憶)』(1973)で主題歌賞と劇映画作曲賞、『The Sting(邦題:スティング)』(1973)で編曲賞を受賞しているが、その他にも 『Sophie's Choice(邦題:ソフィーの選択)』(1982)、『A Chorus Line(邦題:コーラスライン)』(1985)、『The Mirror Has Two Faces(邦題:マンハッタン・ラプソディ)』(1996)、そしてボンド映画のコレクションCDへの収録曲などを手がけている。子供向けのチルドレンズ・シリーズは0歳児から5歳児向けで、『Discover Music!』 と 『Tiny Tots』 の2種類がある。ドボルザークやチャイコフスキー、ブラームスなどの有名作曲家の楽曲を楽しむシリーズもあれば、『シンデレラ』 や 『白鳥の湖』 などの音楽を楽しむシリーズなど、その内容はバラエティに富んでいる。



Distinguished Artists Recital Series
世界トップクラスの演奏家による演奏シリーズ

クラシック・シリーズの中の1つで、世界トップクラスの芸術家がシアトル・シンフォニーと共演するシリーズ。今年はバイオリンのギル・シャハム(1971〜)にギドン・クレマー、ヒラリー・ハン、チェロのトゥルルス・モーク、ピアノのイェヒム・ブロンフマンにピーター・サーキン、ソプラノのデボラ・ヴォイトが来訪する。特に注目したいのは、10月30日(月)に開催される、ギル・シャハム(ヴァイオリン)、トゥルルス・モルク(チェロ)、イェフイム・ブロンフマン(ピアノ)のトリオによるリサイタル。このトリオは2006年5月に日本のサントリー・ホールでも演奏会を行っている。この機会をお見逃しなく。

ヴァイオリニスト:
イスラエル出身で天体物理学者の父と遺伝学者の母の間にギル・シャハムは、アメリカで生まれ、2歳からイスラエルで育ち、7歳からヴァイオリンを本格的に学び始めた。9歳で参加したアメリカの書き音楽アカデミーでその才能を見出され、翌年にはエルサレム交響楽団との共演でデビュー。神童と評され、11歳で入学したジュリアード音楽院では特別奨学生として学び、現在はヴァイオリン界のトップの1人だ。また、30年に及ぶキャリアを持つギドン・クレーメル(1947〜)は、ヨーロッパとアメリカのメジャー・オーケストラとの共演を数多くこなし、古典から20世紀の現代作曲家の楽曲までと守備範囲が広いラトビア人バイオリニスト。これまでに100枚以上のアルバムの収録に参加し、今秋には最新アルバムをリリースする予定。そして、アカデミー賞を受賞したヒラリー・ハン(1980〜)は2001年に TIME 誌のアメリカ人若手古典音楽家部門で "America's Best" に選ばれたバイオリニスト。ヴァージニア州レキシントンに生まれ、3歳からバルチモアで育ったハンは10歳でフィラデルフィアのカーティス・インスティチュートに入学し、11歳の時にバルチモア・シンフォニー・オーケストラとの共演でデビュー。アメリカ・ヨーロッパ・アジアで積極的な演奏活動を展開し、日本でも何度かリサイタルを行っている。

>> ギドン・クレーメル公式サイト 
>> ヒラリー・ハン公式サイト 

チェリスト:
チェリストではスカンジナビア出身のトゥルルス・モルク(1961〜)がシアトルを訪れる。父がチェリスト、母がピアニストという家庭に生まれ、幼い時は母親からピアノ、そして後に父親からチェロを学んでチェリストとなったモルクは、1982年にはチャイコフスキー国際コンクールでスカンジナビア半島出身者としては初めて優勝した経歴を持つ。その後も数々のコンクールで優勝し、世界各地の主要オーケストラとも共演している。また、1992年にはブリテンのチェロ組曲でグラミー賞を受賞。モルクが弾くチェロは弦楽器製作の名工として知られるイタリア人のドメニコ・モンタニャーナ(1686-1750)が1723年に制作し、ストラディバリウスがスクロールを制作した逸品で、ノルウェーの SR 銀行から贈られたものだ。

>> トゥルルス・モルク公式サイト 

ピアノ:
イェフイム・ブロンフマン(1958〜)は旧ソ連のウズベキスタン共和国に生まれ、後にイスラエルに移住し、現在は米国籍を持つユダヤ人ピアニスト。1975年にモントリオール交響楽団と共演して国際デビューを果たし、ヴァイオリンの巨匠アイザック・スターンと共演した1991年には器楽奏者にとって最高の栄誉であるエイヴリー・フィッシャー賞、1997年にはバルトークのピアノ協奏曲の録音でグラミー賞も受賞している。また、ボヘミア出身のピアニストで20世紀を代表するピアニストの1人とされるルドルフ・サーキン(1903-1991)を父親に持つアメリカ人ピアニストのピーター・サーキン(ゼルキン:1947〜)は、12歳でマールボロ音楽祭でデビュー。以来、一流オーケストラとの共演を重ね、自身の室内楽グループも結成して活動している。今回のリサイタルではベートーベンのピアノ・ソナタ第29番 『Hammerklavier(邦題:ハンマークラヴィーア)』 を弾く。

>> イェフイム・ブロンフマン公式サイト 

ソプラノ:
3月2日は、「現代における最もドラマチックなソプラノ」と評されるデボラ・ヴォイトのリサイタル。ワーグナーとシュトラウスの作品にかけては右に出る者はいないと言われ、ヴェルディやプッチーニの作品でも高く評価されている歌姫だ。カリフォルニア州立大学とサンフランシスコ・オペラのメローラ・プログラムで学び、フィラデルフィアのルチアーノ・パヴァロッティ歌唱コンクールで優勝し、チャイコフスキー国際コンクールで金賞を受賞。フランスでは "Chevaliere de l'Ordre des Arts et des Lettres" の称号を授与され、2003年には "Musical America's Vocalist" に選ばれている。昨シーズンには2枚目のソロ・アルバム 『All My Heart』 をリリース。2004年には大幅減量に成功し、話題を呼んだ。

>> デボラ・ヴォイト公式サイト


写真提供: Seattle Symphony
 
 
5th Avenue Theatre
『ボンベイ・ドリームス』 『結婚しない男』
『クライ・ベイビー』 『エドワード・シザーハンズ』
The Paramount Theatre
The /Moore Theatre

『ウィックト』、『スウィート・チャリティ』 など
人気ミュージカルにコンサート、トーク・ショー
Seattle Opera
『アルジェのイタリア女』 『ドン・ジョヴァンニ』
『ジュリアス・シーザー』 『ラ・ボエーム』
 
Pacific Northwest Ballet
NYシティ・バレエ出身の芸術監督
ピーター・ボールの2年目のシーズン
Seattle Symphony
クラシックはもちろん、ジャズからポップスまで
オーケストラの演奏を満喫
 
Bellevue Philharmonic
音楽監督の梶間氏による
バラエティに富んだプログラムが魅力
 
Intiman Theatre
2005年・2006年のトニー賞で
最優秀地方劇場賞を受賞したシアター
 
Seattle Children's Theatre
TIME 誌に "outstanding theatre" の
ひとつと評された子供向けシアター
Broadway Center
for The Performing Arts

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