プロコフィエフ: ピアノ協奏曲第3番ハ長調
Prokofiev:
Piano Concerto No. 3 in C major
ロシアの作曲家であるプロコフィエフは、1918年にアメリカに亡命する際、日本に立ち寄った(1930年代にロシアに帰国)。プロコフィエフの協奏曲の中でも最も人気の高いこの作品には、日本滞在時に耳にしたという長唄
『越後獅子』 の旋律が取り入れられている。ソリストのスティーヴン・バウスはワシントン州出身で、今夏ユタ州で開催された
"Gina Bachauer" コンクールの優勝者。
ドヴォルザーク: 交響曲第8番ト長調
Dvorzak:
Symphony No. 8 in G major
発表国がイギリスだったことを受け、当初は 『イギリス交響曲』 として知られたが、曲風とは無関係であったため、最近ではその名で呼ばれることは少ない。本作に続く第9番
『新世界より』 があまりにも有名な影響か、一般にはあまり知られていないが、オーケストラではしばしば演奏される人気の作品だ。
タイユフェール:ハープのための協奏曲
Tailleferre: Concertino for Harp 20世紀前半のパリで活躍した作曲家集団、"フランス6人組"
の紅一点だったジェルメーヌ・タイユフェールがハープのために作った協奏曲を、ジョン・キャリントンの演奏で贈る。ベルビュー・フィルハーモニックのハーピストで、パシフィック・ノースウェスト・バレエの首席ハーピストでもある、ジョン・キャリントンがソリストを務める。
ベートーヴェン: 交響曲第6番ヘ長調 『田園』
Beethoven: Symphony No. 6 in F
major ("Pastorale") ベートーヴェンの代表作のひとつで、多くの人々に親しまれている作品。交響曲は一般に4楽章構成だが、本作は全5楽章。また、すべての楽章に題が付いている
"標題音楽" としても有名。各標題はそれぞれ、第1楽章 『田舎に到着した時の愉快な気分』、第2楽章 『小川のほとりの情景』、第3楽章
『田舎の人々の楽しい集い』、第4楽章 『夕立ち・嵐』、第5楽章 『牧歌: 嵐の後の感謝の気持ち』 となっている。
【公演日程】 2007年1月13日(土)7:30pm、1月14日(日)2pm
【出演】 Jennifer Check(ソプラノ)、Daniel Ebbers(テノール)、Victor Benedetti(バリトン)
ドヴォルザーク: 歌劇 『ルサルカ』 より 『月に寄せる歌』 Dvorzak: "Hymn
To The Moon" From: Rusalka
『ルサルカ』 は、ホフマンの 『ウンディーネ』 やアンデルセンの 『人魚姫』 を基にしたオペラで、水の精ルサルカと人間の王子の悲恋を描く作品。第1幕でルサルカ(ソプラノ)が歌う
『月に寄せる歌』 は、数あるソプラノのアリアの中でも人気の高い曲。
ヴェルディ: 歌劇 『シモン・ボッカネグラ』 より 『星と海はほほえみ』
Verdi: "Come
In Quest'ora Bruna" From: Simon Boccanegra
平民派と貴族派が勢力争いを繰り広げる14世紀のジェノアが舞台のオペラ 『シモン・ボッカネグラ』。『星と海はほほえみ』
は、平民派の長、シモン・ボッカネグラに育てられている娘アメリア(ソプラノ)が、貴族派の若者ガブリエレを想い、第1幕のオープニングで歌うアリア。
ビゼー: 『カルメン』 より 『花の歌』
Bizet: "La
Fleur Que Tu M'avais Jetee" From: Carmen
ジプシー女のカルメンと、彼女に翻弄される兵士ドン・ホセを描いた有名な悲劇の第2幕で歌われる曲。3ヶ月も前にカルメンに投げつけられた花を捨てられずに持っていたホセ(バリトン)が、切々とカルメンに気持ちを伝える。本作の初演時、内容が不道徳的であるとして強い批判にさらされたビゼーは、その3ヶ月後、失意のうちに亡くなった。しかし、プッチーニの創作に強い影響を与えた本作は、後年になって評価が高まり、現在ではオペラの主要レパートリーに数えられている。
ヴェルディ: 『リゴレット』 より 『女心の歌』 Verdi: "La
Donna E Mobile" From: Rigoletto
女たらしのマントヴァ公爵に侮辱された醜い道化リゴレットは、自分の美しい娘ジルダが公爵を愛していることを知り、公爵を呪い、ついには殺そうとする。『女心の歌』
は、第3幕で公爵(テノール)が酒場にいる娘を誘惑しようとして歌うカンツォーネ風の曲。
コルンゴルト: 『死の都』 より 『ピエロの踊り』
Korngold:
Tanzlied Des Pierrot From: Die Tote Stadt
コルンゴルトはオペラの作曲を通じて世に知られるようになったが、後にハリウッドに進出し、映画 『Anthony
Adverse(1936)』 と 『Robin Hood(1938)』 でアカデミー音楽賞を受賞した。『死の都』 は19世紀末、ベルギーのブルージュが舞台のオペラ。妻マリーの死を受け入れられないポールは、マリーにそっくりな踊り子マリエッタとの出会いをきっかけに、妄想に囚われてしまう。『ピエロの踊り』
は、ポールの空想世界が描かれる第2幕で、マリエッタを愛する道化フリッツが歌うセンチメンタルな愛の歌。
ビゼー: 『真珠とり』 より 『聖なる寺院の奥深く』
Bizet: "Au
Fond Du Temple Saint" From: The Pearl Fishers
『真珠とり』 は、セイロン(現在のスリランカ)を舞台に、古典的な三角関係を描くオペラ。真珠漁師の長ズルガと親友の猟師ナディールは、ともに聖なる巫女レイラに恋している。レイラがナディールを愛していることを知った大僧正は、純潔の誓いを破ったかどでナディールの死を要求。2人の駆け落ちを手助けしたズルガは、大僧正に刺殺されてしまう。『聖なる寺院の奥深く』
は、第1幕で互いの友情を確かめ合うズルガとナディールのデュエット。
【公演日程】 2007年3月17日(土)7:30pm、3月18日(日)2pm
【出演】 Norman Krieger (ピアノ)
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第4番ト長調 Beethoven:
Piano Concerto No. 4 in G major
1802年、ウィーンのアンデア劇場で、交響曲第5番 『運命』、第6番 『田園』 等とともに初演された作品。叙情的かつ流麗な展開が聞きどころ。
ハイドン: 交響曲第104番ニ長調 『ロンドン』
Haydn:
Symphony No. 104 in D major ("London")
ハイドン最終期の交響曲12曲は、ハイドンをロンドンに招いた音楽興行主ジョン・ピーター・ザロモンの名を取って
"ザロモン・セット"と呼ばれる。この第104番 『ロンドン』 はその中でも最後に作られた作品で、全編を通じていきいきとした曲調が特徴。