
カスケード山脈で最大規模の火山の1つ、マウント・アダムス。活発な火山活動が現在も続いているマウント・セント・へレンズの東約35マイル(約56キロ)の奥地にあり、スカマニア郡・ヤキマ郡・クリキタット郡・ルイス郡、そしてワシントン州南西部のヤキマ・インディアン居住区に広がるアダムス火山域の中心的存在だ。米国地質調査所によると、過去数千年にわたる火山活動はマウント・セント・へレンズやマウント・レーニエに比べ活発ではないが、約千年前に噴火し、火山灰・溶岩流が排出した記録がある。また、今後再び噴火する可能性は十分にあるとされている。
アダムスの名前は、第2代大統領ジョン・アダムスにちなんでいるが、これは予想外の展開の結果である。1830年から1834年にかけて、カスケード山脈をプレジデント山脈に改名し、主な山に大統領の名前を付けようというキャンペーンを展開していた作家ホール・J・ケリー氏が、マウント・アダムスの存在を知らず、オレゴン州のマウント・フッドをマウント・アダムスと改名するように提案したのがそもそもの始まり。しかし、地図製作者の手違いで、マウント・セント・へレンズの東約35マイル(約56キロ)の地点に「マウント・アダムス」と記載されてしまった。ちょうどそこに名もない山(ネイティブ・アメリカンには "
Pahto" と呼ばれていた)があったため、この山が「マウント・アダムス」となり、現在に至っている。ケリー氏の改名キャンペーンは採用されずに終わった。
ネイティブ・アメリカンの言い伝え
部族によってさまざまな言い伝えがある。そのうちの1つは、偉大な精霊の息子ウィースト(Wyeast)とクリッキタット(Klickitat)が美しい娘ルーウィットをめぐって争い、周辺の村落を破壊し、川を汚してしまったため、これに怒った偉大な精霊がウィーストをマウント・フッドに、クリッキタットをマウント・アダムスに、そしてルーウィットをマウント・セント・へレンズに変えてしまったというもの。そのため、誇り高いウィーストは頭を上げ、悲しんだクリッキタットは頭を垂れているという。

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Indian Sacred Viewpoint
Highway 141 を南から Trout Lake へ向かうと、Indian Sacred Viewpoint というスポットがある。ここからはマウント・アダムスの全景を眺めることができる。 |
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Gular Ice Cave
古代の火山活動による溶岩で作られた長さ650フィートの洞窟。Trout Lake の西6マイルのところにあり、Ice
Caves Campgroundからアクセスできる。開拓時代は近隣の町の住民が氷を切り出していたところだそう。防寒具・氷の上でも滑らない靴・懐中電灯は必須。 |
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行き方 1:
シアトルから I-5 をバンクーバーの近くまで南下し、I-205 に乗り換えてから、Highway
14 で東へ向かう。Underwood まで来たら、Highway 141 で北の Trout Lake
へ。
行き方 2:
オプション2: シアトルから I-5 をシェハリス(Chehalis)まで南下し、Highway 12 で東の Randle へ向かい、Randle Road(Forest
Service Road 23)へ。この Randle Road は景色の良い道路で、舗装されているのはポイントが高い。
観光のベスト・シーズン:
気軽に観光を楽しみたい場合はやはり7月中旬から9月上旬がベスト。冬季は大量の積雪により、道路が閉鎖される。 |


写真 © Jason Racey |