複数の鍋を"合わせ技"で楽しむのがおすすめ
日本と同じく、中国にもさまざまな鍋料理があるが、インターナショナル・ディストリクトにあるカジュアルな中国料理店『漢記』では3種類の鍋を試すことができる。今回はその中から、
"沙茶鍋 (Combination Sate Pot)" と "生鍋(Combination Pot)" をいただいた。
価格はどちらも2人前19.00ドルとお手ごろ。前者は名前の通り沙茶ベースの、茶色くてこってりしたスパイシーなスープ、後者は透き通ったマイルドなスープが、金属製の鍋に入れられて出てくる。このメニューは日本のしゃぶしゃぶに近く、別皿で出される各種の具を自分で入れ、頃合を見てから引き上げて食べるのが特徴。具は2種ともほぼ共通で、牛肉・鶏肉・豚肉のスライス、エビ・イカ・青菜が含まれる。また、沙茶鍋にはライス・ヌードルが、生鍋には櫃(ひつ)に入ったご飯がついてくるので、"鍋の最後は麺類や雑炊で締めたい"
という人にはぴったり。どちらのスープも具から出たたっぷりのだしが効いて、おいしい麺・雑炊が楽しめる。ただし、セットとして添えられてくる野菜は日本人の感覚からするとかなり少なめ。青菜以外では生鍋に少々白菜が入っているだけなので、"鍋=野菜たっぶりの健康メニュー"
を期待している人は、野菜料理を1品追加してビタミンを補うことをお勧めする。
本場中国では、2つに仕切られた鍋の片側にまろやかなスープ、反対側に真っ赤な辛味スープを入れてひとつの鍋料理とするメニューもあるが、4-5人で『漢記』を訪れてこの2種類を試せば、同じような気分が味わえる。一度に複数の味を楽しみたい人には特にお勧めだ。沙茶鍋のスパイシー・スープはそれほど辛くないので、辛いものが苦手な人でもトライできる。また、辛いもの好きであれば、チリ・ソースをスープに加えても良いだろう。
鍋は電気式なので、スープは常時ぶくぶくと沸騰している。放っておくと地獄釜を見ているような状態になって煮詰まるので、食べていても気が焦るし、場合によってはスープの注ぎ足しを頼まなければならなくなる。取材時は開店直後で空いていたため、頼めばすぐにスープを追加してもらえたが、忙しい時にはそうはいかない可能性もあるので注意。のんびりと食事を楽しむには、電源コード担当になった人が時々コードを抜き、温度を調節するようにしよう。
■漢記 Hon's Restaurant (インターナショナル・ディストリクト)
| 住所 |
416 5th Avenue South, Seattle, WA
98104 >> Map |
|
Phone |
(206) 623-4470 |
| 営業時間 |
毎日 11am-10pm |
| パーキング |
路上駐車 |
| 鍋の種類・価格 |
Combination Sate Pot (沙茶鍋 $19)
Combination Pot (生鍋 $19)
Seafood Pot (海鮮鍋 $24) |
| 鍋の時期 |
通年 |
|

肉のほか、
エビ・イカなどのシーフードも。

こちらが生鍋(Combination Pot)。

こちらの濃厚なスープが
沙茶鍋。辛さは控えめ。 |