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【Sさん】 うちはイベントも多かったですね。クラスが始まる前にロビーでレセプションがあったり、スピーカーが来たり。シアトル大学は教授と生徒のコミュニケーションを重視する小規模な大学なので、教授ともそういったイベントやその他の機会によく話をしました。
【Eさん】 それはいいですねえ。うちは夕方から始まって4時間のクラスだったので、みんなぎりぎりで現れて終わったらすぐに帰る、という感じで、そういったことはなかったです。
【Sさん】 でも最初はそれになじめなかったんですよ。働いた経験がない学生の私が働いている人の中になじむというのが、あれほど大変なことだとは思いませんでした。
【ジャングルシティ】 気後れしてしまう感じですか?
【Sさん】 私はもともとあまり気後れしないタイプで、同じ大学だったので馴染んでいる教授もいたという面では楽でしたが、クラスメートとクラスについて話はできても世間話や仕事の話は、大学生とは対象が違っていて内容がわからないということに驚かされました。こんなに世界が違うのかと。つまり、大人の中に子供がいるという感じですね。
【Eさん】 わかります。Sさんはそれまでの大学生活である程度アメリカを経験されていたんじゃないかと思いますけど、私の場合はシアトルについてもそれほど知らなかったし、アメリカで今はやっているもの、子供のころの話題など、雑談レベルで文化の話をされると全然わからないし、ついていけない。授業に対する文句では盛り上がっても、そんな話ばっかりずっとやって楽しいわけじゃない。英語がわからないんじゃなくて、対象になっているものがわからない。だから雑談という気楽な話のはずなのに、私は聞き役になってばかりで、最初はつらかったです。こんなにも世界が違う人たちと、私は一緒にやっていくのね、とポツンとしている感じでした。
【Sさん】 でもクラスメートは仲が良かったので、誰かのうちに行ってご飯を作ったりしたこともありましたね。卒業してからもしばらくはそういうことをしていたような気がします。今はそのうちの2人ぐらいとしか話しませんが。
【Eさん】 私の場合も、気を遣ってくれたり、他のアメリカ人に対するのと同じように接してくれたりする人もいれば、"Hi"と挨拶だけの人もいました。基本的にはいい人ばかりでしたけれど。卒業後も食事に行ったりするくらい打ち解けたのはやっぱりせいぜい数人ですね。これは留学生だからというより、同じ国の人でも、気が合わなければ挨拶だけということはあるので、今になってみればまあそんなものかなと思いますが。
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