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【ジャングルシティ】 学びたかったことと学べたことは一致していましたか?
【Eさん】 30年日本で生活した後でこちらに来て、それほど間を置かずに学校に通いはじめたので、「ちょっと高度なESLだと思って始めよう」というぐらい、最初は目標が低かったんです。つまり、「英語に対する劣等感がなくなったら最低限良かったと思おう」と(笑)。入学してすぐに、ESLどころではないことがわかりましたが。ものすごい量の課題が出るし、書かされるし、読まないと話についていけないし。おかげで読み書きはとても上達しましたし、物怖じしないでディスカッションに参加できるようになりました。1年や2年で英語が完璧になるはずもないので、まだ英語に対する劣等感は大いにありますけど。
専門分野の勉強については、ちょっと不満も残りました。私の場合は、実務的な面ではこれまでの仕事を通して得た経験があるので、どちらかというとアカデミックな部分の知識や、理論武装というと言葉は悪いかもしれませんが、理論的なベースを作りたかったんです。それがちょっと弱かったですね。もう1つは、他の学部やプログラムのクラスをとることができればその弱点を補えたのですが、このプログラムはそういった"Cross-Divisional
Course"がほとんど認められておらず、かなり限られた選択肢の中でクラスを選ばなければいけませんでした。最後の方で他のプログラムのクラスをとれるようになり、少しは補えたと思いますけれど。こういうことは、入学前に十分調査をすればわかることだと思うのですが、私の場合は他の条件を優先して選んでしまったので、入ってみて初めてわかった部分も多かったです。
【Sさん】 これまでやってきたことの延長というのは正しかったですが、会計学やマーケティングといった経済学以外のクラスはとても勉強になりました。でも、大学院に入るための推薦状を書いてくれた、私が最も尊敬する教授が「修士号は働いてから、または働きながら行った方がいいよ」と何度も言っていたのに、学生ビザで日本で働く気のない私にはそれよりも早く入って早く出ることが優先でしたからそのまま入学しましたが、入学して初めてそのアドバイスの意味がわかりました。
【ジャングルシティ】 具体的に言うと?
【Sさん】 修士課程で勉強する内容は、その分野でのステップアップにつながるように構成されていたので、「お勉強に行くところ」ではありながら、「完全なるお勉強」ではなく、実際に使えることを学びに行くところなんですよね。これは大学でもそうでしたが、教授も仕事の経験がある、または教鞭をとりながら企業顧問をしている人たちばかりで、そして大学院では生徒も実際に働いている人たちですから「教授、先日そのような案件がうちの会社であったんですが、その時はこのようにして対処しましたが」と実践を交えた質問と勉強ができます。実務経験があった方が、授業の内容がわかりやすいですし、学んでいることと仕事を結び付けやすいですね。また、ある程度働いてから行った方が、自分が何を学びたいか、また、何を学ぶのかが明確化しているというのもあります。
【Eさん】 大学院は先生と生徒がほんとうに対等ですよね。うちのプログラムでも、実務経験のある教授がほとんどでしたし、実際にビジネスのフィールドで働いている人たちが講師で来てくれましたが、生徒の中にも教える側になっておかしくない人や、コミュニティ・カレッジで実際に教鞭をとっている人がいました。だから他の生徒や先生に対する要求レベルがとても高いんですよ。
【Sさん】 自分でお金を出しているというのもあるかもしれませんね。もちろん、会社がお金を出しているという例もたくさんありますが。
【Eさん】 そうですね。うちのプログラムでは会社が出している人の方が多かったかもしれませんが、その人たちも会社に対してそれなりのフィードバックをしなければいけないというので、真剣でしたね。
【Sさん】 私はすべて親に支払ってもらいましたが、誰が支払っていたとしても、もういい年をした人たちばかりですから、元を取るだけでなく、次につなげようと真剣ですよね。
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