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囚人と社会をへだてる壁を象徴
King County Jailhouse Garden
ダウンタウン
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King County Correctional
Facility
5th AvenueとJames Streetの交差点
シアトル・シティ・センター(Seattle City Center)隣
500 5th Avenue, 6W
Seattle, WA 98104
作:マーサ・シュワルツ(Martha Schwartz)
1987年 |
行政ビル群が集まる5th Avenueの一角にそびえるキング郡刑務所(King County Correctional
Facility)。白く無機質な巨大ビルの前庭は刑務所とはおよそ不釣り合いなパステルカラーの空間です。ビルの壁と地面にはピンクやコバルトブルーのタイルが幾何学模様を形づくり、その間に大人ほどの大きさの丸や三角、×印の彫塑がごろごろと転がっています。壁画と立体芸術が組み合わさったこの不思議な庭は、玄関ロビーのない同所唯一のオープンスペース。訪れる人々の待ち合わせ場所や子供たちの遊び場として利用されています。
刑務所は犯罪によって社会から隔てられた人間が集められる場所。低予算・維持管理費なしなどの悪条件のもとで造園デザインの依頼を受けたマーサ・シュワルツ(Martha
Schwarts)がもっとも心をくだいたのは、この隔離のイメージを表現することでした。緑色のセラミックタイルで固めたコンクリートの彫塑を刈り込んだ植木に見立てたり、細かく砕かれ、不規則に塗り固められたタイルで囚人の心のもろさ・混沌を象徴したりといった工夫がなされています。明るい色遣いながらどこか空虚な感じが漂うのは、このような作者の意図によるのかもしれません。一方、本来の玄関口のすぐ横、ビルの壁に直接描かれた大きな深緑色の門は、市民に開かれた場(市民の入り口・囚人の出口)であることを示しています。
約1500人の受刑者を収容する同刑務所には刑事裁判が行われる裁判室も2部屋あり、傍聴希望者は気軽に受け入れてもらえます。また裏手にある単色壁画『Torus
Torum』も必見です。 |

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