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働き続ける庶民の代表
Hammering Man
ダウンタウン
シアトル美術館前で朝から晩まで毎分4回ずつ、黙々とハンマーをふるい続けるハンマリング・マン。高さ48フィート、奥行き7インチ、重さ26,440ポンドのこの男、実はシアトル以外にも兄弟がたくさんいるのです。
作者ボロフスキー(Borofsky)がハンマーをうち下ろす靴職人の姿を平面に描き始めたのは1976年のこと。その4年後に初めて腕の動く立体芸術として発表されましたが、このときの高さは11.5フィートでした。続いてマイアミやダラス、ヨーロッパに色やサイズ、角度の違うものが登場。一番のっぽはフランクフルトにあるもので高さ70フィートにもなります。
作者のボロフスキー自身は、「退屈で単調な反復作業の繰り返しは、機械化された世界の未来の暗示」「コンピューター時代における低賃金労働者の姿」「50年も流れ作業を続けて死んでいく庶民への敬意」という意味をこめているとのことですが、シアトルの場合は「市の歴史に貢献した労働者らへの敬意」を表しているという見方が主流のよう。ホームページ上でハンマリング・マンのすばらしさについて語っているファンクラブもあります。
シアトル美術館は米国北西部のネイティブ・アメリカンやアジア、アフリカの美術品のコレクションで有名。外観も大理石やテラコッタをふんだんに使った、贅沢な仕上りとなっていますが、1991年の改修工事の総工費は6400万ドルと、当初の予定を1250万ドルも超過したため、市民の非難を浴びました。また、膨大なコレクションに対して展示スペースが敷地の3分の1しかなく、せっかくの所蔵品の展示機会が少ないことも批判の的となっています。
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