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1937年の南京大虐殺を中国、日本、そして中国に滞在していた外国人のそれぞれの視点で描いたドキュメンタリー映画。中国側の視点は、旧日本軍により不法に行われたとされる侵略により、家族を亡くした市民、幼いながらもレイプ被害にあった女性など、生存者数名によるインタビューを通して痛々しく語られます。一方、日本側の視点は、南京侵略部隊に所属していた元日本兵数名のインタビューにより、これまであまり多く語られることのなかった、当時の状況の一部や個人の心情などを伺い知ることができます。また、当時の南京に滞在していた欧米人の宣教師・大学教授・医師、そして駐在員らが一丸となり南京に安全地帯を設け、自身の身を危険にさらしながらも、侵略行為から多くの南京市民の生命を守るため尽力したことは、これまであまり知られていなかったことと思います。エスカレートする侵略被害を止めるよう、彼らが日本大使へ陳情書を送付したことなどが、メンバーの一人によって残された日記の中で語られています。そして、当時を振り返る上で使用された、陥落した南京の市街地や負傷した市民の姿を捉えた映像や写真は、この事件の悲惨さを物語っていますが、戦後から今日までの日本を表す上で用いられた靖国神社や万歳三唱の映像などもまた、海外から見た日本の姿として、強く印象に残りました。南京大虐殺に限らず、歴史に関しては個人ごとの見解があるでしょうが、南京侵略から昨年で70年目を迎えたこともあり、本作がサンダンス映画祭で上映されたように、中国や日本以外の国や地域でも関心を持たれていることがうかがえます。2月1日から1週間のみの上映。公式サイトはこちら。(わ)
写真©ThinkFilm, HBO Documentary Films
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