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イギリス最古の文学とも言われる一大叙事詩 『ベオウルフ』 を、ロバート・ゼメキス監督が3DとCGを駆使して映画化した大作。デンマーク王フロスガールの新宮殿で夜な夜な開かれる宴のざわめきに悩まされた巨人グレンデルは、ついに宮殿を襲って人々を虐殺。それを聞いたスウェーデンの英雄ベオウルフが宮殿の警護を申し出るところから物語は始まります。
ゼメキス監督といえば、『Back to the Future』、『Forrest Gump』、『Polar Express』 など最先端の CG を使うことで有名ですが、今回はさらに3Dの導入でも話題を呼んでいます。いかにもCGといった違和感を抱かせる部分もあるものの、3D用のメガネを着用して観る物語の世界が現実感を持って迫り、人物のアップなどはまるで実物を目の前にしているかのよう。映画が始まるとすぐ、映像の美しさに客席から喝采が起こりました。ベオウルフが戦う巨人グレンデルやドラゴンの気味悪さ、恐ろしさにも目を見張るものがあり、ストーリーだけでなく、映像の素晴らしさも魅力です。
フルCGの映画というとキャストが貧相な場合が多いのですが、この作品がユニークなのは、フルCGにも関わらず、キャスティングがとても豪華なこと。ベオウルフ役には『The Departed(邦題:ディパーテッド)』(2006)のレイ・ウィンストン、デンマーク王フロスガールにアンソニー・ホプキンス、デンマーク王の重鎮にジョン・マルコヴィッチ、グレンデルの母にアンジェリーナ・ジョリーが扮しています。歴代の王を次々と誘惑していくジョリーの美しさは、CGになっても迫力があり、大きな見どころのひとつです。(さ)
写真©Warner Bros. Pictures International, Paramount Pictures
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