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第5回 : ワシントン州でとれる白ワインのぶどう品種
白ワインの美味しい季節がやってきました。きりっと冷やした白ワインは格別です。ワシントン州では赤ワインより白ワインの方が若干生産量が多めで、白ワインのぶどう品種も赤ワインのものよりバラエティに富んでいます。特に、リースリング、ゲヴュルツトラミナーなどのドイツワインのぶどう品種を栽培しているのが大きな特徴で、Late
Harvest(遅摘み)と書かれているものは、完熟したぶどうからつくられる格好のデザートワインになります。また、シャルドネ以外のぶどう品種のものは、10ドル以内で買えることがほとんどなので、手軽に味わえるのも魅力の1つです。
- ■Chardonnay(シャルドネ)
本来はフランスのブルゴーニュ地方の白ワインの主要品種(シャブリ、モンラッシェ、ムルソーなど)で、白ワインの中で最も人気があり、世界各地で栽培が盛ん。ワシントン州の白ワインでもシェアNO.1で、年々品質が上がっており、ワイン関係雑誌においても度々取り上げられるほど。果実味豊かなフルーティーなものから、樽熟成から生まれるナッツやバニラのような香りを持つコクのあるものまでと、造り手のスタイルによって味わいは多様。いずれも辛口に仕上がる。
- クリーム系やバターを使った料理(シーフードグラタン、ホワイトソース仕立ての魚料理など)
$ Barnard Griffin、Hogue
$$Columbia Crest Reserve、 Woodward Canyon
- ■Sauvignon Blanc(ソーヴィニヨン・ブラン)
アメリカではFume Blanc(フュメ・ブラン)の名前で知られていることもある。フランスのロワール地方のプイイ・フュメ、サンセールのぶどう品種。青草やハーブのような野菜、草のような香りがとしっかしとした酸味を持ち、辛口で繊細な味わいに仕上がる。
- レモンや酢を使った料理(シーフードマリネや塩とレモンで食べる天ぷらなど)
$Ch.Ste-Michelle、Waterbrook
- ■Riesling(リースリング)
Johanesberg Riesling(ヨハネスベルグ・リースリング)、White Riesling(ホワイト・リースリング)など色々な呼び方をされているが、原料のぶどうは同じ。ドイツの白ワインの主要品種で、花のような香りと柔らかな酸味、このぶどうの持つ甘み、フルーティーな味わいが楽しめる。辛口から甘口、極甘口のデザートワインまでと幅広く、ワシントン州では甘口のものが多い。Dry
Riesling(ドライ・リースリング)と書いてあるのは、その中でも辛口タイプのもの。
- 辛口のものはサラダやオードブル、甘口のものはデザート類や単独で
$Hyatt、 Washington Hills
- ■Gewurztraminer(ゲヴュルツトラミナー)
これもドイツ白ワインのぶどう品種の一つ。ゲヴュルツとはドイツ語で香辛料の意味で、スパイシーな味わいがすることから名付けれたと思われる。ワシントン州のものはスパイシーというよりライチのような独特の芳しい香りを持ち、甘口のものが多い。
- デザート類や単独で
$Paul Thomas、 Columbia Crest
- ■Chenin Blanc(シュナン・ブラン)
フランスのロワール川中流域が原産。そこで生産される白ワイン、ヴーヴレーは辛口から何十年も熟成に耐えうる極甘口までつくられる。ワシントン州のものは全体的にやや甘口でフルーティーな軽快な味わいのものが多い。
- デザート類や単独で
$Covey Run、Kiona
- ■Semillon(セミヨン)
フランスのボルドー地方の主要品種。特にこの地方のソーテルヌでは素晴らしい貴腐ワイン(*1)が生まれる。繊細な香りとさわやかな味わい。セミヨンもつくり方によって極甘口から辛口までとなる。ワシントン州では他の品種とブレンドされてつくられることがある。(例 Semillon-chardonnay)
- 辛口のものはあっさりした魚料理、甘口のものはデザート類や単独で
$Hoodspot、Columbia
- ■Viognier(ヴィオニエ)
ワシントン州の赤ワインの注目株がSylah(シラー)なら、白はこのヴィオニエ。元はフランス、ローヌ地方原産だが、ここ数年ワシントン州で栽培が始められた。まだ生産量が少ないので、余り市場に出回っていないが、間違い無くブレークする品種になりそう。香りがとても良く、まろやかな酸味をもった洗練された味わい。
- デザート類や単独で
$(10ドル以下のものはまだありません。今後を期待しましょう。)
$$W.B.Bridgeman、Hogue
*1 ぶどうに貴腐菌(高貴なるカビと言われる)が付くと、水分を逃がし糖分だけが残る干しぶどうのようになる。これを一粒ずつていねいに摘み取り、極甘口のワインが出来上がる。
■マックのワイン日記
| ワイナリー |
Barnard Griffin |
| ワイン名 |
Chardonnay(シャルドネ) |
| ヴィンテージ |
1999 |
| 産地 |
Columbia Valley, WA |
| 価格帯 |
$10以下 |
Barnard Griffinは1983年に創業し、造り手と彼の奥さんのファミリーネームがワイナリーの名前になっている。彼らのラベルである色とりどりのチューリップが目を引く。アメリカのシャルドネには樽で熟成するため、樽からの香りがそのぶどう自体の香りを邪魔するものがあるが、これはぶどうからの香りも程よく生かされていて、GOOD。
レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の香りがあり、時間が経つと樽からのヴァニラやナッツのような香りが段々と出でくる。さわやかな酸味を持ち、バランスの取れた味わいのマック好みの辛口のシャルドネ。
最近、大抵のスーパーに置かれるようになり、時々広告にも載るので、興味が湧いて購入。エビの香草パン粉焼きと合わせたら良くマッチし、美味しかったので、開けた時に半分くらいまで飲み干してしまった・・・!
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