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第4回
: ワシントン州でとれる赤ワインのぶどう品種
ワシントン州のワインを楽しむために、どのようなぶどう品種が生産されているのか、今月は赤ワイン、来月は白ワインについてマスターしていきましょう。品種の違いを知り、自分の好みのワインを開拓していくのは楽しいものです。前にもお話ししましたが、大半のワインはイースタン・ワシントン地域のコロンビア・ヴァレー、ヤキマ・ヴァレーから生産されます。また、ワラワラ・ヴァレーも見逃せない産地になりつつあります。これらの地域は、ぶどうの生育期間には乾燥した晴天の日が続き、夜になると涼しくなるという、ぶどう栽培に最適な環境に恵まれています。この環境によって生まれる豊かな果実味が、ワシントン・ワインの特徴と言えるでしょう。また、毎年の収獲が比較的安定しているのも特徴です。
$ : 10ドル前後のおすすめワイン
$$ : 20ドル以上の人気のあるワイン
- ■Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)
赤ワインの女王的存在の高貴種。ボルドーの有名シャトーの多くはこの品種を主体に高級赤ワインをつくる。ワシントン州の赤ワインではこの品種が一番多い。スパイスや木の香り、カシス、ベリー系など複雑な香りが特徴。タンニンを多く含み、重厚な味わい。
- ステーキ(特にペッパーステーキ)や牛肉を使った料理
$ Paul Thomas、Washington Hills
$$ L’Ecole No.41(Columbia Valley)、Chataeu Ste. Michelle(Cold Creek Vineyards)
- ■Merlot (メルロー)
ワシントン州は良質のメルローがつくられることで有名。カベルネと並んで生産量が多い。フランスの超高級ワイン、シャトー・ぺトリュスもこの品種が主体。早熟で、プラムや八角、丁子のような香りもする。カベルネに比べると渋味が穏やかで、まろやかな味わい。
- 甘みのある肉料理(すき焼きなど)
$ Columbia Crest、Barnard Griffin
$$ Leonetti(Columbia Valley)、Columbia Crest(Estate Bottle)
- ■Lemberger (レンバーガー)
ワシントン州のワイナリーで数件しか生産していない幻のような品種。オーストリア原産で、作り方によってライト〜フルボディタイプのものができる。いずれも豊かな果実の味わい。
- ライトのものはカジュアルな食事、フルボディのものはローストした肉料理。
$ Kiona、Covey Run
- ■Shirah (シラー)
ワシントン州で現在注目を浴びている品種で、ワイナリーがこぞって栽培をはじめている。生産量が少ないため、価格はまだ高め。フランス、ローヌ地方原産だが、オーストラリアで広く栽培され、現地ではShiraz(シラーズ)と呼ばれている。濃厚な色合いと、スパイシーでこくのある味わい。
- クセのある肉料理(ラム系の料理、レバーを使った料理など)
$ Columbia、Snoquolmie
$$ Glen Fiona、Cayuse(共にWalla Walla Valley)
■マックのワイン日記
| ワイナリー |
Paul Thomas |
| ワイン名 |
Cabernet Sauvignon(カベルネ・ソーヴィニヨン) |
| 産地 |
WA |
| 価格帯 |
$10以下 |
Paul Thomas Wineryについて
1979年にフルーツ・ワイン作りから始まったワイナリーで、現在はSunnysideにあるが、残念ながら一般にはオープンしていない。テイスティングだけならZillah
Oaks Winery(1001 Vintage Valley Parkway, Zillah, WA 98953 /Tel: 509-829-6990)で可能。手ごろな価格で果実のフレーバーたっぷりのワインをつくる。
輝きのあるルビーカラー。黒すぐりなどの果実の豊かな香りと、杉の木の香りのニュアンスも感じる。渋味もそれほど強くなく、バランスの取れた旨みのあるカベルネ。飲みやすいミディアム・ボディ。予算が少ないけど赤ワインが飲みたくて、探し当てた1本。他のカベルネよりやや安価でありながら、価格以上の味。コストパフォーマンス大。
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