 千代さんによる書道実演。ウェナチー高校にて。
 書道の指導。ウェナチー高校にて。
 日本語クラス。ゲート・モンテソーリ幼稚園にて。
 日本語クラス。Valley Academy of Learning にて。
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待ちにまった夏休み。今日が日本語クラス最後の授業。授業時間が終わりに近づくにつれてみんな少しセンチメンタルな気分になったが 、「さようなら」の挨拶とともに生徒たちははずむように教室を後にした。
通常、私の職業はアーティストで作品制作の他、各学校で赴き書道のワークショップなどをしている。しかし2004年からウェナチー・バレー・アカデミー・オブ・ラーニングという学校で、週2回日本語を指導する機会を得た。ここはホームスクールで学ぶ子供たちが通う学校だ。日本語・ピアノ・アート・スペイン語・コンピュータ・数学・理科・料理・英語・体育・社会など、たくさんの教科がそろっている。家庭では補うことができない教科を学び、子供たちの社交性も養うことができるとあって、シェラーン・レブンワース・カシミア・クィンシーなどのウェナチー以外の町からもたくさんの生徒たちが週3〜4回やって来る。小さいがちゃんと図書館もあって、親のためのリソース・ブックも揃っている。
さて、私は週1回ずつ、3〜5年生のクラスと6〜10年生のクラスを受け持ち、挨拶・文字・生活習慣・日本文化などを指導してきた。特に生徒たちは書道と墨絵が気に入ったようで、とても上手に書いていた。また、ある時は日本食を試食する企画をし、地元新聞紙が取材に来たことがあった。子供たちはキャーキャー言いながらそのままのすがたの小魚などを口にしたが、一番人気は梅干しとするめイカだった。
最終日には低学年クラスはまとめとして日本に関する簡単なクイズを出して締めくくることにした。正解者にあげる賞品は地元のの食料品店で購入したポッキーと、シアトルで購入した笛ラムネである。
「さあ、第1問、日本の首都はどこでしょう? ハイ、答えを紙に書いてくださ〜い!」私としてはこれは簡単すぎると思ったが、3〜4人は「はぁ?」といった感じで私を見つめる。見つめられても答えは言えないわよ・・・。「じゃ、第2問、自分の名前をカタカナで書いてください!」これも簡単だと思ったが、「忘れたぁ〜!」と無邪気な笑顔で言ってくる。トホホ・・・。合計20問近くを終え、最終的にはそれぞれにまんべんなくポッキーと笛ラムネが行き渡り、とても満足げな様子。特に笛ラムネは大ヒットで、想像の通り、皆で「ピ〜ピ〜ピ〜ピ〜」。耳が痛かった・・・。
最後は高学年のクラス。同じくクイズをしたが、賞品はポッキーとボンタン飴。このクラスはボンタン飴が大好き。さすが高学年、日本の首都も自分の名前も完璧だ。その他の質問もだいたい正解。心の中で「あ〜よかった・・・」安堵していたら、嬉しそうにボンタン飴を口にしたT君が突然「あぁぁぁ〜!」と叫んだ。「歯がぬけたぁぁぁ!」ボンタン飴がくっついて歯が抜けたらしい。そして5分後にはD君が「歯がぬけたぁ〜!」。ボンタン飴がアメリカの子供たちの抜歯を援助するとは・・・。恐るべし、ボンタン飴パワー。心配するやら、おかしいやら。みんなで大笑いした。
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