第39回:
組織を作る
先月、このジャングルシティの Work & Study 掲示板で、データ入力業務をしてくれる在宅勤務者を募集しました。その結果、20数名の応募があり、その中から2名の方に働いてもらう事になりました。応募者の中には素晴らしい経歴の方もおられ、やはり "Jobless Recovery" なんだなと実感しました。
私がいなくても回る組織を作りたいとずっと思っていました。といってもコンサルティングは多分に属人的な要素があるので組織化するのが難しいのですが、なるべく業務を定型化するようにし、また良いスタッフもいるので、組織としてコンサルできるようにしていきたいです。
「人を増やすとその人に与える仕事を無理にでも考えてしまうのよね」と経営者仲間が言っていましたが、確かにそういう要素はあります。でも優秀な人に会社の情報を与えておけば、ヒマな時間をダラダラとインターネットを見て過ごすのではなく、自発的に必要な仕事を考えて実行する事ができます。IT を使った情報共有をさらに進めて、上司が指示しなくても個々が自分のやるべき仕事と時間を認識でき、その成果も長期的にポストや給与に反映されるような職場にしたいです。仕事の定型化もさらに進めなければならないでしょう。
で、自分は何をするのかと言うと、とりあえずもっと多くの中小企業の経営者に会って話をしたい。日本の国内市場縮小が必至な現在、グローバル化の必要性が毎日のように新聞や TV で叫ばれていますが、具体的な方法論に欠けるのがその欠点。今までの北米販路構築のお手伝いで得た成功事例や失敗事例を多くの経営者に話して参考にしてもらいたいのです。日本の地方を回るのも風流で良いです。田舎には良い温泉もありますしね。
でも、そういった営業の仕事もある程度形ができたら、人に譲ることになるのでしょう。最終的に自分の居場所がない組織ができたら寂しくなるかもしれませんが、私の理想はマクドナルドの創業者。マクドナルドの創業者(か誰か)は経営を後進に任せた後で各地のマクドナルドを回ってサービスの悪い店があると本社に伝えていたそうです。「マクドナルドの良心となる」というのが彼の信念。僕も10年たったら会社の一線から離れてそんな風になりたい、と話したら、スタッフから「水戸黄門みたいですね」と笑われてしまいました。
(2010年5月)