私はピッツバーグのカーネギーメロンという大学で MBA を取得しました。全国ランキングで言えばトップ10から20の間ぐらいです。ハーバードやスタンフォードのような特別な集団ではありませんが、まあ普通の秀才が集まる学校といってよいでしょう。振り返るとやはりこの学校に行かないで起業をすることはなかったように思います。
ビジネス・スクールで習った科目内容については、あまり憶えていません。特に会計や統計・数量分析といった数字を使う科目はほとんど忘れてしまいました。案外、今になって役に立っているのは法律の授業です。法律というのはその国の常識が集約されているところがありますから、アメリカの会社と交渉する時にその常識を常に心の片隅に置くようにしています。といっても、下手に交渉で相手をだまそうとすると大変な結果を招く恐れがあるので、基本的には "Honesty is the best policy" で行くべき、といった簡単な心構えでしかありませんが・・・。
MBA は立派に見える学位ですから、人様に「私は MBA を持っています」と言えるメリットもあります。特にコンサルティングの仕事は経験・知識を買ってもらうようなものですから、資格があることも大事です。しかし、卒業証書よりも重要と思うのは、勉強する習慣が少し身についたこと。ビジネス・スクールの2年間とその前の準備の1年間の計3年ぐらいは非常によく勉強しました。そのおかげで少しづつでも勉強せねば、という心構えだけは今もあります。