私が初めてアメリカに来たのは1987年、大学3年生の時でした。米国の企業や大学を見て回ろうというリクルート主催のツアーに参加したのです。9日間で3都市を回り、飛行機・ホテル・食事代がすべて込み11万8千円という、今から考えても格安のツアーでした。このツアーで
ATT 本社や UCLA、ハーバード大学を回り、またアメリカで実際に活躍しておられる日本人の方々の講演を聴くことができたのですが、特に衝撃を受けたのは MIT
のキャンパスです。歴史を感じさせる豪華な部屋で静かに勉強する学生を見て、「いつかこんなところで勉強したい」と強く思ったのを憶えています。
1993年に念願かなってコンピュータやロボット工学で有名なカーネギーメロン大学の
MBA プログラムに入学しました。当時、私の父は会社を経営しており、タイルの貼り付けに関する新工法の特許を日本と米国で持っていました。しかし、もともと材木屋でタイル業界とコネクションがないため、日本市場でその特許工法を広めるのは難しく、ましてや米国では特許はあるもののどうやってタイル市場を開拓してよいのか皆目見当がつかない状況でした。