 作品設置前の様子
 作品設置中の様子
 作品 『魂』 設置完成
 作品の1つをプリントし、Hands On Children's Museum に寄付。オーク
ションで$750の値がついた。
 盗まれた作品 『blossoms』
 幸子さんの琴演奏
 茶道のデモ
 Sand In the City
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パンパパパ〜ン。祝!パブリック・アート初選出!
友人でグラフィック・アーティストのバーバラさんと提出した企画がこの夏、オリンピア市のパブリック・アート・プロジェクト "Here Today" に選ばれたのである。このプロジェクトは3ヶ月という短期間のもの。それでも、私たちにとっては初めてのことなので、最高に嬉しかった。私たちの打ち出した企画は、やしろ日本庭園(オリンピア)での野外グラフィック書道展 『共存』。このテーマにした理由は、私の専門とする書道と、バーバラさんのグラフィック・アートとのコラボレーションであり、会場となる日本庭園はオリンピア市の姉妹都市である兵庫県加東郡社町との友好の場で、日本とアメリカの文化の共存という意味からだ。
6月中旬。まず、お互いに作品となる言葉を慎重に選択し、その言葉に含まれた意味に沿って、私は書道、バーバラさんはグラフィック・ペインティングに取り組んだ。お互いの分野が完成した後、ほとんど毎日のようにバーバラさん宅で、書道とグラフィック・ペインティングとをコンピュータで合成していく作業を重ね、合計14点の作品を完成させたのである。
7月中旬。アートの設置日は猛暑だった。汗だくになりながら作品14点を設置した。日本庭園の景色を崩さず、さりげなく私たちのアートが庭園の緑に溶け込むようにと心がけた。
市から与えられた予算は$1,000で、この時点で予算はとっくにオーバーしていたが、2人とも自費出費は覚悟をしていた。いくら3ヶ月という一時的な企画でも、いい物を作りたいと思ったからだ。
設置日から約1ヶ月後の8月19日土曜日。この日はパブリック・アートに合わせて 『East Meets West』 というイベントを企画した。お茶席を設け、シアトルの琴演奏者の幸子さんによる演奏、Live 書道、生け花展示、おみくじ、冷たいお茶とお菓子のサービス、そしてパブリック・アートの鑑賞と盛りだくさんの内容である。当日は約100人が日本庭園を訪れ、大成功のイベントとなった。(ボランティアの皆さん、アーティストの皆さんご協力ありがとうございました!)
しかし、その2日後、残念なニュースが入った。作品が1点盗まれたのだ。また、作品に添えてあったタイトルのタグも2つ切断された。とてもショックだったが、日本庭園は塀だけで囲まれた場所というリスクを背負っての企画だったので、3ヶ月間の展示で盗まれた作品が1点に留まった事を良しとしてポジティブに考えるしかなかった。このパブリック・アート・プロジェクトは9月15日でフィナーレを迎える。
また、8月から Children's Museum にて特別企画展 『Japan & Nature 〜spirits of the seasons』 が始まったことに合わせ、私はゲスト・アーティストとして期間中に書道の実演をすることが決まった。また、同ミュージアムでのサマー・キャンプで、「日本の自然と文化」と「アジアン パペット」という2つのクラスも指導することになった。
8月は毎週土日にミュージアムで子供たちの好きな言葉と名前を書道で書いてあげた。ただ書くだけではなくて、どんな名前でもかっこよく書いてあげる演出も大切だ。みんな嬉しそうに日本語で書かれた自分の名前を持って帰ったが、大抵の子は「あの・・・今日ここに来てないんだけど・・・お母さんと、お父さんと、弟の〜、妹の〜と、いとこの〜の名前も書いてくれませんか?」と私のところに戻ってくるのがとてもかわいらしかった。
8月26〜27日は、同ミュージアムが企画した一大イベント 『Sand In The City』 が行われた。毎年約4,000人が訪れるこのイベントで、私は2日間にわたってゲスト・アーティストとして参加し、何百人もの名前を筆で書いて書いて書きまくった。最後は右手が筋肉痛に・・・眞田千代、まだまだ修行が足りないか!?
忙しかった夏・・・体はぼろぼろだったが、アメリカ生活6年間で、最も充実した夏でもあった。よくがんばったなぁと自分をほめてあげたいと思う。
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