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第2回: 失業後の第一歩
『失業保険』
失業が決定したら、会社が営業を続ける・続けないに関わらず、失業保険(Unemployment Insurance)を受け取る手続きをとる(*)。同時に、会社にも出向いて退職手当(Severance
Pay)を受け取るための書類にも署名する。会社によってはそのような手当てがないこともあるが・・・。
■ 失業保険
失業保険を受け取る手続きは、ワシントン州の失業保険管理局(the Employment Security Department)の失業保険部(Unemployment
Insurance Division)が運営している事務所で行う。ただし、ここワシントン州では他のさまざまな申請手続きと同様、失業保険の申請もオンラインでできる。なお、失業保険を申請した最初の週は
"Waiting Period" として失業保険の支払いがなされないため、「すぐに失業保険を申請しなくちゃ」と、メロンパンはPCに向かってテキパキと申請の手続きを始めた。私はメロンパンの横でそれを見ながら、便利な世の中になったもんだと感心してしまった。
▼ 失業保険申請サイト
www.wa.gov/esd/ui/icapp/start.htm
失業保険は小切手で郵送されてくるようなので、確実に受け取ることができる住所を記入することが重要だ。手続きが終了すると雇用主に確認の書類が送付されるが、そこにはいつ誰が失業保険を申請したかが記載されているので、虚偽の申請であれば雇用主は同局に報告しなければならない。
アメリカ人のメロンパンが失業保険を受け取るのは今回で2回目。失業手当の支払いはフル・クレジットの場合は申請日から30週間、つまり6ヶ月と決まっている(ただし、大統領の決定で延長された人たちもいる)。1週間に受け取ることができる金額はワシントン州では最高$496で、30週間の合計額は$14,480となるが、実際の金額は
"Base Year"(基準年)の給与に従って決まるので、次のページを参考に見積もりを出してみよう。
▼ How Much Will I Get on My Check?
www.wa.gov/esd/ui/wba.htm
1) 基準年で最も給与が高かった4半期の給与額を足す
2) 1を2で割り、平均を出す
3) 2に0.04をかけ、小数点以下は切り捨てる
上記の3で出た数字が、毎週受け取る失業手当額の見積もりとなる。
例:
1) 1月〜3月 $10,000 + 4月〜6月 $10,000 = $20,000
2) $20,000/2 = $10,000
3) $10,000 x 0.04 = $400
上記のサイトにはこの計算を自動的にやってくれるプログラムがあるので、それを利用してみるといい。
一戸建てに住んでいる私たちの場合、この失業保険はそっくりそのまま住宅ローンの支払いに飛んでいく。支払い金額はローンを組んだ時に決められているので、節約することはできない。また、失業保険は通常の収入と考えられるので税金がかかる。失業した上に所得税まで支払うなんて、なんだか泣きっ面に蜂という感じがしないでもないが・・・。
■退職手当
退職手当(Severance Pay)の金額はケースによってさまざま。メロンパンの場合は、会社が倒産したわけだが、今回は月給の2週間分に相当する退職手当を受け取った(前回は1か月分だったのに!)。"Six-Figure"(給料の額を示すスラング。数字が6桁ということで、年収10万ドル以上を指す)のエグゼクティブならちょっとは足しになるかもしれないが、そうでない場合の給料2週間分ではそうもいかない。しかし、会社が倒産してしまったのだからもらえただけでも幸せと言えるのだろう。
とにかくそんなわけで私とメロンパンの収入はガクンと減った。大好きな外食もおあずけである。
「あーあ、あそこのアレも食べておけば良かった」
とため息をつく私の横で、家で食事をするのが大好きなメロンパンは小躍りしていた。
注) 失業保険として支払われるお金はすべて雇用主が負担している"Payroll Tax"から出ているらしい。アメリカの市民権及び永住権を所持していない人には失業保険を受け取る権利がないというのに、不公平な話だ。
注)当ページに記載されている内容は個人の一意見です。この情報に基づいて行動した結果なんらかの損害が発生した場合においても、執筆者およびジャングルシティは一切責任を負いません。記載された情報を活用される場合は、あらかじめ専門家に照会するなど必要な確認を行った上、ご自分の責任で判断していただきますようお願い申し上げます。
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