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ドットコムにバイオテクノロジーと、たったの1年半に2度も会社閉鎖による失業の憂き目を見た夫、メロンパン。フルタイムで働いているとはいえ、この私に『一家の大黒柱』的な役目はツライかも。となると、メロンパンに早く仕事を見つけてもらうしかない・・・。と言うわけで、夫婦で目指す(?)再就職コラムをお届けします。
第1回: 失業、再び。
ワシントン州知事が「我々は正式に不況に突入した」と宣言したのは、2001年5月。それから既に2年が過ぎようとしているが、私たち夫婦はその不況の嵐に今にも吹き飛ばされそうな木の葉のようである。それと言うのも、夫(以下、メロンパン)が再び失業という憂き目にさらされることになったからだ。
そう、再び、である。
■
初 『失業』 はこんな感じでやってきた
コンピュータのシステム及びネットワークの構築・管理を生業とするメロンパンは、卒業と同時に某社のIT部門に就職。国際企業と取引し、シアトルをはじめとする米国各地やシンガポールなどの拠点で活発に事業を展開していたこの会社で2年が過ぎようとしていたある日、脱サラして大きなドットコム企業を興した元上司たちがヘッドハンティングをしかけてきた。1998年と言えばドットコム・バブルの絶頂期。ビジネスの成功を信じた投資家たちの数百万ドルにのぼる莫大な投資をバックに、世界各地から集められた有能な社員が広々としてスタイリッシュなオフィスで働いていた。みんなが全身からキラキラと輝いていたあの頃、その会社のビジネスプランも、とても「良く見えた」。給料も1.5倍である。「一緒に成功への道を駆け登ろう!」と言われたかどうかは知らないが、最先端のテクノロジーを使い、有能な人々と働いて刺激を受け、自分をさらに成長させることができる環境が魅力的でないわけがない。メロンパンはドットコムについていくことを決めた。
しかし、バブルも崩壊の兆しが見え始め、あちらこちらでドットコム企業の倒産や大量解雇のニュースが流れ始めた2000年の暮れ、メロンパンが「うちの会社もヤバイらしい。社長たちが東海岸の出資者に追加資金の交渉をしている」とこぼした。つい先日には、この会社のビジネス・プランがナントカという全米規模の会議で「もっとも成功可能なプラン」という賞をもらったというのに・・・。出資者が "NO" と言えば "The End"。 その時は「どうにかなるか」と楽観視したが、その後すぐにメロンパンが最も尊敬する上司が「別の会社に行くことを考えている」と漏らしたことで、私たちの心配はより深刻になってしまった。「聡明な彼がそう言うなら、ホントにヤバイんじゃないの?」というわけである。
そして年が明け、いつしか春の訪れを感じるようになったが、毎日がまさに氷の上を歩くような状態。4月中旬に予定していた旅行のキャンセルも考えたが、「会社はもう潰れるかもしれない。失業したらのんびりしてられないから、まだ会社がある今のうちに休んでおこう!」というメロンパンに従って、予定どおり1週間半のバケーションに飛び立った。不安な現実を忘れたいという気持ちで。しかし・・・「あと3日で休みも終わりだねー」という日の朝、会社の倒産を知らせるメールが到着。メロンパンの初 『失業』 が現実となった。
■
一度あることは二度・・・
安定した家庭に育った私にとって、「夫の失業」という現実はかなりショックだったが、それも束の間、知人の知人が自分の勤務先である某バイオテクノロジー企業のITチームに呼んでくれ、メロンパンは1ヶ月以内に再就職に成功!「なんだ」というぐらい短い失業期間に、「喉もと過ぎればなんとやら」で私はショックを忘れかけたが、バイオテクノロジーはドットコムに続いてハイ・リスクと言われる産業の1つ。「大丈夫なの?」という不安は常に頭のどこかにあり、そしてワシントン州の失業率が全米1位から3位の間を右往左往するようになった2002年、
"Our investors decided to close the company."
(投資家たちが会社を閉めることを決定したよ)
と、メロンパンが私の勤務先に電話をかけてきた。
再就職からたった1年半後のことである。
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最終回
再就職、その後
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第8回
再就職決定
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第7回
面接
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第6回
人脈
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第5回
求人情報サイトに登録
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第4回
履歴書とリファレンス
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第3回
支出の見直し
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第2回
失業後の第一歩 『失業保険』
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第1回
失業、再び
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