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第1回 : 母からのメール ただいま〜。そして初めてこのコラムをご覧になる方には、「初めまして」。1年の休暇って本当にあっという間だった。その間、メールで応援してくれた日本、そしてアメリカに在住の方々、いろいろありがとう。昨年はみなさんのメールはアタシにとって本当に心の励みでした。みんな、いろんな場所で一生懸命生きているんだわよね。その後、どうしているのかしらん?アタシの1年は本当にいろんな事があったんですよ。そんないろんな行事に振り回されてしまったこの1年。もう2002年です。 前世紀には 「2000年はどんなだろう」 なんて青空見上げながらぶりっ子気味にハラハラドキドキしていたんだけど(注:当時Y2Kがとても心配だったマチルダとハニ〜は、"Emergency"対策の一環として最寄りの百貨店でポータブルガスコンロを購入していた。現在、鍋物の時に大活躍)、今じゃ開きなおったこの2002年。 「ナ〜ンもありゃ〜しないじゃない・・・」 なんてウXコ座りしてタバコの煙を口歪ませてプーっと吹きながら、何気なくぼやいていたのよね。あんなに楽しみにしていた2000年も、実際は学費だの生活費だのってビックリする事は出て行くお金の金額だけ。本当、かわいくなかったわ〜アタシ。 でもね、よく観察して見ると当時アタシの身の回りに存在しなかったものが、今じゃ何気ない顔してテーブルの上とかにちゃんとあるじゃない。そんなアタシの中の驚きの1つは、うちのママがようやく"Internet Ready"になったということ。 そう、あれは、何気ない、ある昼の出来事。会社のアウトルックを立ち上げてクライアントのメールをチェックしている時の事だったわ。なにか送信者に見たことがある名前が出てるじゃない。その名も "マ・マ" 「ナッ何かしら、これは何?もしかして、今巷に出回っている会社のEmailから進入してあたしのコンピュータをぐちゃぐちゃにする、あの悪評高いニムダ?」 「だとしたらマチルダ、開けちゃ駄目。うむも言わさず"Delete"よ!」 「でも待って、これはママかも知れないじゃない。でもあのマとマの間にある黒い点は何?!」 アタシ本当に心配しちゃったわよ。でもね、そんな心配とは裏腹にプレビューから見えたメッセージはとてもカタカナだった。 「マ・マデ。メイルデスムツカシ・・・・・」 そう、それはとてもカタカナで、息絶えそうで、そして宇宙人のようなメッセ−ジだったの。 「ママ、ママなの?」 あの母を訪ねて三千里のマルコが命がけでママを捜している時のように、心の中で希望と共に問いかけながら取り敢えず返信してみたわ。そしたら今度は姉からのメッセージ。うちのママに携帯からのメール送信方法を教えたとか。もうびっくりでした。コンピュータのコも知らないあのママが今世紀晴れて"Internet Ready"になっているなんて。なんてY2Kなんでしょう。アメリカに来た当時はいつもポストカードで国際電話代を浮かしていたのだけど、それも切手を貼ってアレしてこうしてってEmailに比べて面倒だったから、高い国際電話でまかなっていた親との連絡。でも、もうこれからはEmailができるのね。しかもあんなに文明の力とはかけ離れた生活をしていた両親と。それは本当にアタシにとって最高の新しいコンセプトでした。今じゃ会社にいても家にいてもメールでサクサクっと連絡をとっているの。まるでいつも会っているみたいに。でもうちのママ、なんだか最近メールの回数そしてタイプがスムーズになっていると思ったら、なんといつも近くの若いコ捕まえて、メールをタイプしてもらっているとか。小癪だわ、まったく。うちのママが「メイル打って〜。」(注:「コノ年寄りに〜っ」と、まるで印籠を出す前の、か細くお涙頂戴モードに徹している水戸黄門様のように。)って若いコにお願いしているのが目に浮かぶもの。 「うちのママって、ウフ」 まあ今年もアタシもアタシのママも、ご迷惑おかけするかもしれませんけどよろしくね。ではまた来月。マチルダでした。 注)当ページに記載されている内容は個人の一意見です。この情報に基づいて行動した結果なんらかの損害が発生した場合においても、執筆者およびジャングルシティは一切責任を負いません。記載された情報を活用される場合は、あらかじめ専門家に照会するなど必要な確認を行った上、ご自分の責任で判断していただきますようお願い申し上げます。 |
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