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  大阪でのバブルOL経験後渡米。フィラデルフィアを経て長年の友人のいるシアトルに落ち着く。現在その友人が主人と変わり、息子と長女までいる。ヒップホップやロックが大好きな傍ら、子育てはフォークソング風(?)。    
       


最終回 : アメリカの子育て


〜和代さんのお子さんご紹介〜
グラント君 4歳 響子ちゃん 1歳4ヶ月
 
長い間ご愛読いただいたこのアメリカ子育てエッセイを、今月を持って最終回とさせていただくことになりました。いろいろなことを書き連ねましたが『アメリカ風』な様子が伝わりましたでしょうか?この24回目は総集編としてアメリカ育児の思いを書いてみました。

一言。アメリカにいるほうが、子育ては楽で気楽なような気がします。移動は車、日本のように電車とか地下鉄とか、苦労しなくても大丈夫。銀行やクリーニング屋までドライブスルー。インターネットで何でも買える(これは日本でも同じかな?)。日本に帰るたびに、どこに行っても混んでるし、ベビーカーを押して電車に乗ろうとしてもエレベーターはないし、日本のママたちは強い!と思いました。

それに、アメリカでは、パパが育児や家事を手伝うのは "当然" です。それができない男性は社会と女性の敵でしょう。夜に子供を寝かしつけたり、「週末は女友達と出かけるから子供はよろしく」などはよくあることで、典型的な帰りの遅い日本のパパのところよりは、ママの負担は少ないでしょう。

ところで、子供ができるまで私は、「絶対に自分の子どもにマクドナルドを食べさせるような親にだけはなりたくない」と思っていました。まだろくにお話もできないような小さな子が不健康の象徴のようなポテトを食べ、ハンバーガーにかぶりついている姿を見てカルチャーショックを受けたものでした。あ〜なのに・・・今では通りかかるたびに息子に「ママ〜マクドいこ〜」と大阪弁のアクセントでねだられます。お出かけの途中でついついドライブスルー、しょっちゅうやってます。アメリカの生活って、ほんと手を抜こうと思えばいくらでも抜けれるように、便利にできてるんですよ。

他にも、アメリカで子育てをしていていいなと思うところはたくさんあります。まず情報の量が多い。だから、言ってしまえば周りに惑わされずにすむ訳です。日本のように国が小さくないのでいろいろな人がいて当然。幼い時からいろんなカルチャーを実体験できます。また安全面の対策も日本の比になりません。医療面もアメリカの方が進んでいるような気がしてなりません。それに私自身、教育はアメリカで受けさせたいと思います。よくアメリカの児童は日本に比べ学力が劣るといわれますが、日本の古風な型にはまった教育よりも選択肢のあるこちらの教育システムに魅力を感じます。そして、消費者の力の強さ。ありがたいことですね。

ただ、いつも思います。アメリカ人ってなんてドライなんだろう・・・って。生まれたその日から隣の部屋で1人でさみしく寝かせるなんて、日本人は普通、頭にも浮かびませんよね。動物の本能に絶対逆らっていると思いません?普通、赤ちゃんを自分の横に置いときたくないのかな〜って。お風呂も一緒に入らないし、しつけには超厳しい。まだろくに話せない小さい子の目の前にクッキーを出して、"Please" を言わないとあげないとか、犬じゃないって〜。こういう方法で幼いころから自主性を叩き込まれるアメリカ人の子供を見ても、決して日本人よりしっかりしてるとも思えないのですが・・・。人の情は、絶対に日本人のほうが厚いです。

アメリカにいても、日本にいても、子育てって大変な反面、何物にも代えられないすばらしい見返りがありますよね。でもやっぱり私もそうですが、よくつまずきます。そういう時は、友達を頼ったり、こういったインターネットを駆使したりして(なんてほんとは全然使いこなせてないのですが・・・)、乗り越えてくださいね。またまた全く素人の私の独断ですが、お勧めサイトをご紹介しておきます。皆さん、一緒にがんばりましょう〜!

Mothering
www.mothering.com
英語ですが、私が定期購読している雑誌のサイトです。特に掲示板はとても充実しています。毎月同じような内容の 『Parents』 や 『Child』 誌とは一味違う、奥の深いトピックばかりです。

たぬき先生のお部屋
www.tanuki.gr.jp
崇拝(?)する小児科医、毛利子来(たねき)先生のサイトです。先生には、機会があってお食事をともにさせていただいたことがあるのですが、とても気さくで、ほんとに先生かよ〜という感じのやさしいおじいちゃん(失礼!)でした。でもおっしゃることはとても深く、その辺のセンセイとは全然違います。

ムギ畑
www.mugi.com
ワーキング・マザーの集う場所です。私は専業主婦ですが、おもしろい情報満載。

Care The World
www.angelfire.com/wi/caretheworld/
海外にいる日本人の間では特に有名なサイトでしょう。ちなみに、主催者ノーラ・コーリさんのオンライン本 『親子で暮すアメリカ』 という冊子の表紙に、うちの長女の写真が使われています。

2年半ほどの間エッセイを書かせていただいて、読者の方からメールをいただいたり、私もとても楽しませていただきました。最後に、前述の毛利子来先生の子育て5か条をご紹介して締めくくらせていただきます。長い間、ご愛読いただきありがとうございました!
  1. 知識に頼らず、自分の、親としての勘を信じて。
  2. 自分の性格や生活条件に合った育て方を。
  3. 子育ては、迷ったり、失敗があってあたりまえ。
  4. 子供は親の思うとおりには育たない。
  5. 自分の好きなことをしているのが、子供にとってもよい。
『ひとりひとりのお産と育児の本』 毛利子来著、平凡社)

(掲載:2004年)


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最終回 アメリカの子育て 最終回
第23回 ハロウィーン
第22回 夏休み
第21回 訴訟の国アメリカ
第20回 予防接種
第19回 歩行器
第18回 ベビーシッターの話
第17回 病院の話
第16回 プリスクール物語
第15回 水中出産記
第14回 おっぱい談義
第13回 お産
第12回 マタニティライフ in US
第11回 ベッドタイム
第10回 公園でびゅー?
第 9回 Circumcision
第 8回 お誕生日会
第 7回 ホーム・スクール
第 6回 手話のすすめ
第 5回 かずよの日本滞在記
第 4回 Tooth Fairy
第 3回 お風呂トーク
第 2回 アメリカの離乳食
第 1回 おむつの話
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