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大阪でのバブルOL経験後渡米。フィラデルフィアを経て長年の友人のいるシアトルに落ち着く。現在その友人が主人と変わり、息子と長女までいる。ヒップホップやロックが大好きな傍ら、子育てはフォークソング風(?)。
第13回 : お産
前回は、アメリカでの妊婦生活を少しご紹介しました。今回は、その次にやってくる出産について書いてみたいと思います。私が息子を出産したのは98年の9月。2年半前です。ご存じの通り、医療は秒刻みで変わっているので、現在とちょっと違うところがあるかも知れませんが、ご了承くださいね。
また、私は「お産は病気ではない」という事、それと基本的におイシャさんが怖いので、病院出産のできる助産婦さんを選びました。本音を言えば、男の人はいやだったし、出産後トラブルがあったときにかかった産婦人科の先生は女医さんだったけど怖かった。素朴な質問をハナで笑い飛ばすような人で・・・ということで、私の話は助産婦さんとの経験に基づいています。
出産に関して日本とアメリカが一番違うところはやはり「無痛分娩」でしょう。こちらでは約50%の出産が無痛分娩で行なわれているそうで、残りの大部分も、経産婦のため無痛を希望していたのに時間が足りずにできなかった場合だと言われています。麻酔の費用は病院や地域によって異なりますが、だいたい1000ドルから3000ドルくらいです。95年頃から全身麻酔ではなく歩いたりできるのに痛みがないという麻酔も紹介され、さらに普及しています。日本で無痛分娩はとても珍しく、費用もかなりかかると聞きました。また「お産の痛みに耐えてこそ」みたいなところもありますよね。私は麻酔を使わず「自然分娩」を選びましたが、とても安全だと言われているので、日本でも希望する人にはもう少し簡単に選択できるようになるといいですね。
また、日本ではまだまだ一般的に行なわれていることも、こちらでは事情が違います。代表的なのは会陰切開、剃毛と浣腸です。私はどれもしませんでした。お産の前に「バースプラン」をたて、自分の希望と、その可能性を先生と話し合うことができます。決して 「ここでは方針で会陰切開も浣腸もします」という事はありません。まず、浣腸は昔はこちらでもしていたそうですが、妊婦に負担がかかるのでもう行なわれません。浣腸なんてしんどいですよね。会陰切開も、私のプランでは「行なわないという事を基本に、もし医療上どうしても必要な場合は、私の了解を得る」となっていました (偉そーに)。もちろん、助産婦さんなのでずっと側についていてくれますから会陰を柔らかく広げるマッサージをしてくれたりします。
前回も少し触れましたが、こちらでは医療を受ける側(この場合は妊婦)が医者の意見を聞いたり質問をしたり、自分で調べたりしながら、自分の意見を治療(この場合は出産)に反映させることができます。もちろん患者が自分の意志を主張しないい場合には、医者主導で事は運ぶかも知れませんが。私の助産婦さんも、毎回私の質問や疑問に答えてくれ、例えば主人にへその緒を切ってもらいたいとか、そういう細かい希望も全て私の思い通りにしてもらい、お産がとても「満足のいくもの」になったと思います。私の出産体験記に興味のある方はこちらで読んでください!
pages.prodigy.net/kazuyo/kazuyo/osan.html
出産後、入院はたいてい24から48時間です。私も出産から24時間で退院しました。というか、させられました。でも病院嫌いの私は家の方がよかったのですが・・・病院では、健常児の場合は母子同室がほとんどで、新生児室にお母さんがおっぱいをあげに行く、ということはありません。パパもその晩は同じ部屋に泊まれるので(ソフ ァーで寝る)私と交代でずーっと赤ちゃんを抱いて寝ていました。見舞い客もどんどん部屋に来るし、日本ほど「菌」とかそういうものに過剰に敏感じゃないようです。看護婦さんや、母乳コンサルタ ントの人がいるので、質問があればすぐに来てくれるし、もちろん病院の小児科医がチェックをしてくれます。
退院後は、ヘルプがないと大変です。こちらでは男性にもマタニテ ィ休暇が1週間ほどあったり、そうでなくても父親が会社を休んだり、おばあちゃんが来てくれることが多いようです。普通は、事前に小児科医を決め、出産後1週間で検診に行きます。ママの方は産後2週間で検診がありました。また産後1週間と1ヶ月で、看護婦さんが家まで来てくれて、赤ちゃんの経過を見たり、母乳の出を見たり、質問に答えたりしてくれるといったサービスもありました(病院から無料でした)。そういうサービスを行なっている病院が増えているようです。
なんだか今回はとても堅苦しいお産の話になってしまいましたね。私ももう7ヶ月に入りました。あんな辛くて痛い思いをしたのに、なんでまた子供が欲しくなってしまったんだろうなどと思ってしまいます。あれをもう1回するのかと思うとユーウツですが、それを乗り越えたあとの楽しみを想像しながら、また頑張るしかないですね。ちなみに・・・次は女の子です!
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