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  大阪でのバブルOL経験後渡米。フィラデルフィアを経て長年の友人のいるシアトルに落ち着く。現在その友人が主人と変わり、息子と長女までいる。ヒップホップやロックが大好きな傍ら、子育てはフォークソング風(?)。    
       


第11回 : ベッドタイム


これを書いている今8時半、息子を寝かせつけてやっと起き出してきたところです。この、子供が寝静まったあとの時間だけのために毎日生活してるようなもんですよね、お母さん。

皆さんは、『添い寝』してますか?川の字になって寝ていますか?ビンボー家庭に育った私と弟は、いつまでたっても家族全員で寝ていました。はじめて自分の部屋をもらったのが、高校卒業後、マンションに引っ越してからなのです。それまでは、弟と2段ベッドで寝たり、お母さんと寝たり、小さい時はずっと川の字でしたね。お年頃にはすごく嫌だったけれど、小学校3年くらいの時にワイドショーの「心霊写真特集」を見て怖くなって寝れなかったとき、お母さんが横でずっと手をつないでてくれたりとか、そういう嬉しい思い出もたくさんあったります。

ご存じの方も多いと思いますが、アメリカでは子供はひとりで寝ます!家が部屋数の少ないアパートだったり、兄弟が一緒などの場合を除いて、みーんな、ひとりで寝ます。子供といっても小学校3年生じゃないですよ。普通は、産まれてすぐからひとりです。

アメリカでは子供(というか赤ちゃん)のときから、いろんな面でとても厳しくしつけられます。ベッドタイムもその一環で、泣く子も黙る(黙らせる)、容赦なしなのです。産まれてすぐは、小さな揺りかごのようなものにいれて夫婦のベッドの横におく人もいますが、たいていは3ヶ月もすると皆自分の部屋の『クリブ』と呼ばれるベッドに移されます。

私たちのように一緒に寝るのは『ファミリーベッド』と呼ばれ、特別扱いされています。小児科のお医者さんもそれに反対する人が多いのです。『子供の正常な成長に害を与える』、『危険』、『夫婦のプライバシーが損なわれる』などというのが理由です。去年 「ファミリーベッドは子供が親につぶされて死に至る危険があるので避けるべきである」という研究結果が発表され(なんと日系人の医者によるものだったので、少し憤慨)さらに立場が狭くなってしまいました。

アメリカ人にとって、親と子供が一緒に寝るという事は、不健康であるらしいのです。2人いる義母たちは、息子が2歳になってもまだ一緒に寝ていることが物凄く気に入らないらしく、事あるごとにぶつぶつ言われます。「いつになったら彼は1人前になるのかしら」「そんなことだから彼は甘えたなんだ」、この前なんかは、私が2人目を妊娠したと報告したとたん、ふたこと目には「あーら、この子ができたとき彼は横に寝ていたのかしら?」なんて、そっちの方が不健康だってば・・・ 。

小さい子供って、親とのスキンシップって大切ですよね。お風呂のコラムでも書きましたがそこから子供が得ることは大きいと思うのです。アメリカ人はお風呂も一緒に入らないですが、その分、見ててこっちがびっくりするくらいの『愛情表現』は、起きている間ずっとやっていますよね。キスをしたりハグをしたり。そうやってスキンシップをとっているんではないでしょうか。

正直言って、ひとりで寝てくれると親は楽ですよね。ベッドタイムが来ると、本を読んで、じゃお休み、と電気を消して部屋から出ていくだけなんですから。夜中起きても、子供が自分達の寝室に入ってこれないように鍵をかけて寝るとか、小さい赤ちゃんは泣いてもほおっておけ、と育児書にも書いてあります。そのうち慣れるんだそうです。アメリカ人は、テディベアーや大事なブランケットが大きくなっても離せないという事が多いのですが(私の主人もボロボロのテディを大事にしてます!)、それはお母さんの温もりの代わりのモノだからでしょうか。

うちの場合は私かダディーの腕がないと寝れないのでとても大変です。クマじゃ効きません。それに、寝かしつけるのに時間がかかって、結局起きれず私も寝てしまって夜何もできない、ということも多々あります。それでも、ベッドタイムを嫌で怖いものではなく、楽しいふれあいの時間にしたい、と思う訳なのです。



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