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今のダンナが日本に留学していた時、度重なる「アメリカにおいでー」攻撃にまんまとひっかかって、1999年6月、シアトルの土を踏む。「英語ができない」「友達もいない」と、うだうだ悲しい気分が続いていたものの、どうにか自分が幸せになる道を作らねば、と奮闘中。苦しまぎれに「つまんなーい!日本に帰る−(T_T)」と半泣きになってもびくともしないダンナ相手に、悔しいのであれやこれやと作戦を練る毎日を送っている。
最終回 : ふと気がつけば5年目
暑い・・・。爽快な夏だけを心の支えにどんより澱んだ空を耐えてきたというのに、どうしてくれよう。がっかりしたよ君には、シアトルさんよぅ〜、とヤンキーさながら文句をつけても、今日も暑い。毎年同じことを言っているような気がするが、まあ、日本も暑いようなので、シアトルのせいではないのだろう。八つ当たりして悪かったよ。
天気がいいので毎週末アウトドアに出かけたいところだが、年のせいか、日頃の鍛え方に気合いが入ってないせいか、毎週出かけると平日に疲れが回復するまで最低2日はかかるのである。加えて、私は元来1人で何かをするのが大好きな暗い性格なので、毎週ダンナと一緒にいるのも疲れるのだ。この人と結婚したのだから、と今までがんばってきたが、毎日毎日ダンナと一緒にいると申し訳ないが鬱陶しくて仕方がないので、隔週で私だけの週末を獲得することで交渉成立。
実はここまでの道のりは決して平坦なものではなく、きっと自分のことが気にくわないから一緒にいたくないんだ〜、と先走るダンナ。ある日家へ帰ると、
「カウンセラーに予約とったから」
と言うではないか。おお、自ら予約をとるとはよっぽど納得がいかなかったのだろう。カウンセラーに会うのは4年ぶりである。普通はカウンセリングへ行くなんて嫌がる人も多いのに、さすが両親がカウンセラーで高校生の頃からカウンセリングに送り込まれていたヤツは違う。
「こういうのは手遅れになる前に行くのがいいんだよ」
彼のお母さん曰く、たいていのカップルはカウンセリングに来た時にはもう手遅れなのだと言う。そうなのね〜。信用のおけるカウンセラーだし、問題が解決するなら私は構わなくてよ。
というわけで、人間には人と接することで元気になる人と、1人で過ごすことで元気になる人がいて、私は後者であり別にダンナのことがイヤで離れたいわけではないこと、加えて、今まで膨大な時間をアメリカに適応するために英語を勉強したり就職活動に費やしてきたので、これからはもっと自分の趣味を楽しむ時間がほしい、ということを話した。だってアメリカでがんばろうと思うのはやはり愛だよ、愛、夫婦愛。自分で決めてアメリカに来たんだからがんばるけど、もともと非社交的な私には異国での生活は今でも疲れるんだよ。突っ走ってきたのでちょっと休みたい。
現在まだカウンセリングが終了していないので試験運用中だが、とりあえず隔週で私は引きこもりになったり、ふらふらお茶を飲みに行って本を読んだりと、端から見ると寂しい週末を1人で過ごす悲壮な女に見えるかもしれないが、それとは裏腹にたっぷりと鋭気を養っている。こういう状況を理解してくれたダンナには大感謝である。私自身が幸せになればダンナにもやさしくできるし、道のりは遠いが幸せはその先にあるのだ(と思いたい)。最近暑いので、あまりベタベタされるとガマンできず思わず押しのけてしまうが、別に嫌いなわけじゃないんだよ。わかってくれ・・・。
カレンダーを見ると、もうすぐ結婚5周年ではないか!
「まだ続いてるね」
「まあ、アタシが忍耐強いからね」
とは言うものの、本当に辛抱強いのはダンナの方かもしれない。ただ単に、私の言う事を聞き流しているだけかもしれないが・・・。
ところで今回は最終回である。「突然最終回」と言うのがいいと以前から思っていたが、今回が皆さんの予想通りでないとうれしい。ありとあらゆる角度からチクチクとダンナのグチを書き続けほぼ4年半。こんなにも長期に渡って毎月ダンナを吊るし上げるとは我ながら根暗であるが、ダンナ本人も時々読んでいたので問題はなかった(はずである)。今まで読んで下さった皆様、私の下らない家庭事情に詳しくなっても将来役に立つことはないと思いますが(笑)、グチのはけ口になってくれてありがとう!
(おわり)
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最終回
ふと気がつけば5年目
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第53回
家を買うことにした "買った後の修理費"
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第52回
家を買うことにした "もうこれでいいや"
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第51回
家を買うことにした "3度目のオファー・2度目のインスペクション"
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第50回
家を買うことにした "3回目のオファーを出す前に"
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第49回
家を買うことにした "迷い"
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第48回
家を買うことにした "強気な売り手"
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第47回
家を買うことにした "2度目のオファー・初めてのインスペクション"
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第46回
家を買うことにした "ふりだしに戻る"
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第45回
家を買うことにした "初めてのオファー"
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第44回
家を買うことにした "住みたい場所、見つけた"
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第43回
家を買うことにした "物件を探し始める"
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第42回
家を買うことにした "序章"
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第41回
「2人単位」
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第40回
「人の話を聞いてるの?」 (後編)
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第39回
「人の話を聞いてるの?」 (前編)
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第38回
「効率的」と「がさつ」の境界線
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第37回
要はしつけ次第
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第36回
新年の抱負は達成されるか?
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第35回
ガイジンの私と移民局(その2)
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第34回
ガイジンの私と移民局
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第33回
里帰り
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第32回
服を買いに行こう
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第31回
ケーキ作りへのあくなき挑戦
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第30回
I'm honest, but I'm not popular.
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第29回
ダブルカヤック
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第28回
イベント
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第27回
オリンピック
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第26回
これは・・・使えるな
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第25回
今年の正月
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第24回
お金に対する感覚
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第23回
Pink slip
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第22回
嫌われる国際結婚女
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第21回
言い訳できないアメリカ
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第20回
夏の生活
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第19回
親知らずを4本抜いた
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第18回
ライバル登場
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第17回
アメリカのOtakuたち
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第16回
ハイキング
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第15回
シアトル化
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第14回
私の家族との初対面
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第13回
今年の正月は日本に行ってやるぞ
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第12回
2人でカウンセリングに行きました
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第11回
日本ぽい料理
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第10回
人の嫌がることはしないようにね
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第 9回
カタカナと正しい発音
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第 8回
それ恥ずかしくない?
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第 7回
良いサービス?悪いサービス?
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第 6回
コミュニケーションのデジタル化
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第 5回
Rob the cradle
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第 4回
We are in the same boat
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第 3回
言葉摩擦
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第 2回
気遣いスイッチ
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第 1回
国際結婚、はじまりはじまり・・・
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