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1996年にシアトルに引っ越してきたが、まだ「アメリカはこれだから・・・」と、外からアメリカを見ている。アメリカ人の夫も、「日本だとこうなのに〜」という妻の愚痴にも慣れた様子。もちろん、たまには家庭内日米摩擦が生じることもあるが、能天気で幸せな、2児の母である。
第14回 : 観光したい!
アリゾナ州へ行ってきました。人が両手を挙げて万歳をしてるようなサボテンを見た時は、私もおもわず一緒に万歳しそうになりました。こんなサボテンがシアトルの家の庭に生えてたら絶対に違和感ありますね。というかあり得へんか。でも、アリゾナではふつ〜なんですね。えぇですねぇ。
遊びに行ったおばさんの裏庭には、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、イチジクの木が生い茂り、イチジクの木以外はすべて実がたわわになってるんです。冬でもこの状態だというのでびっくり。あまりにも感動して、「アリゾナに住んでみるのもええやん」と夫に言ったら、「今はまだ春やで。真夏を想像してみ」と言われてハタと気付きました。そうやんか!さっきおじさんが、「夏は果物がひからびて食べられへん」(注:訳者は関西弁)って教えてくれたやんか。それほど暑いってことやん。アリゾナ移住プランは一瞬で一蹴・・・ひゃらららら。
それにしてもですよ、シアトルから飛行機でたったの2時間半でこんなにも違う世界に行けるんやから、アメリカは多種多様に楽しめてええ国ですね。アリゾナからシアトルに戻ってきた翌日には霰が降りましたからね、私らおちょくられてんのかと思いましたけど。それだけ広いアメリカ、もっといっぱい感動したいと思いました。
見知らぬ土地をよく知る方法として、現地のスーパーで買い物をするのが私の趣味と化してますが、アリゾナのスーパーでもおもしろい物をいろいろ見かけました。南隣がメキシコというだけあって、商品の内容がスペイン語が先で英語がその下に表記されてる物が多かったです。甘いのか辛いのか検討もつかない物がいっぱいで興味度最高点だったのですが、大はずれを恐れて大きなパッケージはためらい、小さめのお菓子を1つだけ買いました。これが意外においしくてお土産にしようかと思ったものの、また店に戻る時間がなくなり断念。しかし、先日宇和島屋でその商品がセール品として販売されているのを見つけました。アリゾナでの半値でした。無理してアリゾナから買って帰らんで良かったです。以前、イタリアから重い思いをしてわざわざ買って帰ったエスプレッソ・メーカーを、シアトルのコーヒー屋さんで見つけた時のことを思い出しちゃいましたよ。あの時は悔しかったですねぇー(うぅ)。気付かへんかったら、「がんばって持って帰って良かった〜」と一生幸せでおられたのに、私に見えるように店頭に並べたコーヒー屋さんのあほぉ。
インターネットの発展もそうですが、ちまたの買い物も便利になったもんで、遠くの国へわざわざ行かなくても、よく探したら近所の店で売られてたりするんですよね。特に日本はそうで、何でも売られてると言っても過言ではなく、帰省の際にはお土産に困ります。ただ、日本やったら値段がべらぼうに高い、または地方では簡単に入手できないというスキをついて買って帰ることもできますけど、都会やったらほぼお手上げです。でもこれって、冬にスイカを食べるのと一緒で、ちょっと味気ないと思いません?シアトルの植物園で見るサボテンやなくて、アリゾナやったから私はサボテンと一緒に万歳をしたくなったんです。重たいのを我慢しても、遠くイタリアから自分で買ってきたから、コーヒーがさらに美味しくなるんです(く、苦しい負け惜しみ)。
ともかく!世の中どんなに便利になろうとも、隣の店で南極の氷が買えるようになろうとも、自分の足で出向いた方が絶対にええです。私は、「◯◯物産展」で満足せぇへん人であり続けたいんです。今回の旅行は夫の親族の集まりが目的で観光ができず、そのうっぷんがこのエッセイの源になっているという憶測は ・・・はい、完全に当たってますけど、次回はグランドキャニオンの新名所 『Skywalk』 に絶対行ってやる〜!これぞまさに持ち帰り不可能ですやん。
『Skywalk』 の完成予想図は
こちら
(2006年5月)
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最終回
さらばシアトル!
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第16回
アメリカの長〜い夏休み
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第15回
結婚式とお葬式
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第14回
観光したい!
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第13回
泥棒御用
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第12回
アメリカのタブー、夫婦のタブー
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第11回
アメリカのトイレ分析
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第10回
カミングアウトしまっせ
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第 9回
私の決意−人種差別を体験して
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第 8回
薬と予防接種はスーパーで
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第 7回
何かをかき立ててしまう男
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第 6回
すっぽんぽん
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第 5回
ヘルメットをかぶるバックシート・ドライバー
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第 4回
食文化ショック
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第 3回
作法と習慣 - ご飯は左?それとも右?
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第 2回
言語習得法
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第 1回
初めてのアメリカの味
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