ワインとリンゴの町、ワシントン州ウェナチー市へぜひお越しください。無料ビジター・ガイドのお申し込みはこちら!シアトルでの不動産ご購入をお考えなら「宏徳エンタープライズ」質問サービスセンター 425-985-7083
シアトル情報ポータルサイトENGLISH会員登録お問合せサイトマップ
今月の特集生活ガイド読み物プロに聞こう!ホット・トークマリナーズ情報イベントカレンダーシアトル子育てネットワークペットと暮らすFindMe!
今日のPICKUPToday's Seattle今日のニュースPhrase of the DayおトクINFO
ちゃんぽんカルチャ〜ショ〜ック
ちゃんぽんカルチャ〜ショ〜ック
    
 1996年にシアトルに引っ越してきたが、まだ「アメリカはこれだから・・・」と、外からアメリカを見ている。アメリカ人の夫も、「日本だとこうなのに〜」という妻の愚痴にも慣れた様子。もちろん、たまには家庭内日米摩擦が生じることもあるが、能天気で幸せな、2児の母である。  
    


第12回 : アメリカのタブー、夫婦のタブー


とある昼食時のことなんですけどね、子供たちとレストランで食事をしてると、息子の肩越しに見える隣テーブルのお客さんが何だか気になったんですよ。何でかと言いますと、そのお客さんは両手を膝の上に置いてきちんとすわりつつ、目の前のお皿におでこがつきそうなくらい頭をガクっと垂らしてるんです。お皿に何か書いてあってそれを読んではるのかと思ったら、目は閉じてはるんですよ。しんどならはったんかと思ってちょっと焦って、彼と同席してはる友人らしき人を見ると、悠長にも自分の皿に食事を取り分けてはるんですよ。それで、「あー、そうやったー!」と気付きました。その間30秒ぐらいかかったかと思いますけれど、相変わらず鈍感ですわ私。

皆さんは、この男性が何をしてはったか想像つきます?信仰心のある方なら一瞬で分かるんでしょうけど、そうなんです、この男性は食前のお祈りをしてはったんです。アメリカに越してきてまもないころ、この男性のようにマクドだろうが公園の芝生の上だろうが、食前の祈りをしている人達を見てすごいカルチャーショックを受けました。日本でそういう人達をなぜか見かけへんかったんですよね。私が育った環境が違うということと、単に気付かへんかっただけなんでしょうが。駅前で「あなたのためにお祈りをさせてください」と赤の他人に目の前で突然祈られたことはありましたが(びっくりして逃げました!)。アメリカでは、お祈りをしている人たちを日常的に見かけます。見ているこちらまで心が静まり、そこまで熱心に信じられるものがあっていいなと思ったりもするのですが、私がうつむいて目を閉じているすきに、夫や子供たちが私の好物を先に食べてしまいそうで、私には無理そうです。

アメリカでは家族間でも宗教の話は避けると言わはりますよね。実際に、夫の両親もお互いに宗教に関しては異なる意見を持っているので、いつまで経っても意見がまとまりません。これが友人同士となるとさらに後味が悪いので、宗教の話をする時は相手を慎重に選ぶ必要があります。

政治の話も慎重にせなあきませんね。夫の家族を見ていると、アメリカ人は議論好きやと痛感するのですが、上司とは政治議論はせえへん方が無難ですね。自分の意見を誇示する夫は、アメリカ大統領選挙のころ、支持する候補者の名前が書かれたバッジを胸に付けてました。会社で問題にならへんのかと心配した日本人妻でしたが、そこはアメリカ人の彼、私の心配をつゆほども知らずに堂々と町にも繰り出してました。でも、そのままとあるシアトルのクラブに入ろうとしたところ、別の候補者を支持する店のバウンサーに入店を断られたとのこと。そんなこと、日本ではありえへん!夫はもちろんそこでも議論を闘わせ、やりこめられたそのバウンサーはしぶしぶ彼の入店を認めたそうです。しかし、怒りおさまらぬ夫は、「あんな店に絶対行くなよ!」と、鼻息荒く帰ってきました。子供2人いて、いったいいつそんな店に行けるねんと思っていたら、しばらく後に女友達と行く機会が・・・。もちろんその店を目指して出かけたわけではなく成り行きやったんですが、むっちゃ罪悪感を感じながらも、夫を追い出そうとした店はいったいどんなとこやねんという好奇心が勝ってしまいました(結局は、普通の店でした)。

「あまり親しくない人と話す時、宗教と政治はタブーな話題やから気をつけて」と言われますけど、私と夫とのタブーな話題はこのクラブだったりします。皆さんちの夫婦のタブーって、もっとすごかったりするのでしょうか。うふふ〜。

(注:万が一、夫がこのエッセイを読んだ時のために・・・そのクラブでは1セントも払わんように、水だけ飲んだからね。許してね〜)


(2006年3月)


■ ■ ■

ご意見・ご感想はこちらまで。

注)当ページに記載されている内容は個人の一意見です。この情報に基づいて行動した結果なんらかの損害が発生した場合においても、執筆者およびジャングルシティは一切責任を負いません。記載された情報を活用される場合は、あらかじめ専門家に照会するなど必要な確認を行った上、ご自分の責任で判断していただきますようお願い申し上げます。
 
最終回 さらばシアトル!
第16回 アメリカの長〜い夏休み
第15回 結婚式とお葬式
第14回 観光したい!
第13回 泥棒御用
第12回 アメリカのタブー、夫婦のタブー
第11回 アメリカのトイレ分析
第10回 カミングアウトしまっせ
第 9回 私の決意−人種差別を体験して
第 8回 薬と予防接種はスーパーで
第 7回 何かをかき立ててしまう男
第 6回 すっぽんぽん
第 5回 ヘルメットをかぶるバックシート・ドライバー
第 4回 食文化ショック
第 3回 作法と習慣 - ご飯は左?それとも右?
第 2回 言語習得法
第 1回 初めてのアメリカの味
ジャングル日誌 | 会社紹介 | コンテンツに関するお問合せ | 技術的なお問合せ
広告掲載について | ご利用上の注意 | 個人情報保護ポリシー

当ホームページ掲載の記事、写真、イラスト等の無断転載を禁じます。
This site is protected by copyright and trademark laws under U.S. and International law.
© 1998-2009 Junglecity Network, Inc. All rights reserved.