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ポート・タウンゼンド:避暑地としても人気の歴史的な港町

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ポート・タウンゼンド

オリンピック半島の東端にある、人口約9,500人の港町ポート・タウンゼンド。歴史保存地域に指定された港町。シアトルのテレビ局 King 5 の人気番組 『Evening Magazine』 が行ったアンケート調査「Best of Northwest」で、Best Place to Kiss に選ばれたこともある、古い町並みがロマンチックな町です。

毎年夏にはジャズ・フェスティバルや木製ボート・フェスティバル、オリンピック音楽祭などの文化的な催しが毎週末のように行われ、たくさんの観光客が訪れます。

1792年に現在の米国北西部周辺を探検していたジョージ・バンクーバー船長が、友人のタウンゼンド氏にちなんで Port Townsend と名づけたのがそもそもの始まり。

公式に町が設立されたのは1851年で、その地理的条件などから米国西海岸最大の漁港となることが予想され、当時は「City of Dreams」という愛称で親しまれました。

1800年代後半に漁港として発展したポート・タウンゼンドの経済は活性化し、人口の急増に対応するための建築ラッシュがスタート。今では町のトレードマークとなっているビクトリア様式の家やビルが建てられたのもこの頃です。

しかし、ピュージット湾の向かい側のシアトルが漁港として発展し始めたことでポート・タウンゼンドの港としての利点は薄れ、人口は激減。そしてノーザン・パシフィック鉄道が本土とポート・タウンゼンドと本土を結ばなかったことが致命的となり、町の成長は1890年ごろに終焉を迎えました。

その一方、それから何年にもわたって開発が行われなかったおかげで古い建築物がそのまま保存され、今では避暑地として、そして芸術家らの拠点として、さらにはシアトルの高騰する物価から逃れて引っ越す先として、注目を浴びています。

ポート・タウンゼンド観光案内所

Port Townsend Visitor Information Center
2409 Jefferson Street, Port Townsend(地図
(360) 385-2722
enjoypt.com

シアトルからの交通

シアトルのウォーターフロントからベインブリッジ島行きのワシントン州フェリーに乗船し、約35分でベインブリッジ島に到着。そこから車で約47マイル(約75km)。

その他の便利なリンク

Enjoy Port Townsend
ポート・タウンゼンド市 公式サイト
ワシントン州フェリー

ポート・タウンゼンドで撮影された主な映画

『An Office and a Gentleman (邦題: 愛と青春の旅立ち)』(1982年公開)
リチャード・ギア主演映画。Fort Worden、The Tides Inn、The Town Tavern などで撮影されました。

『Snow Falling on Cedars (邦題:ヒマラヤ杉に降る雪)』(1999年公開)
ノースウェスト出身の作家デビッド・グターソン原作の同名小説の映画化でイーサン・ホークと工藤夕貴が共演。撮影の一部はポート・タウンゼンドの古いフェリー乗り場で行われました。

『Farewell to Harry』(2001年公開)
ベインブリッジ島出身の作家で監督のギャレット・ベネットが撮影。同氏の祖父母はポート・タウンゼンドで育ちました。

『Enough』(2002年公開)
ジェニファー・ロペスとビリー・キャンベル共演映画。ポート・タウンゼンドのWater Street でのカーチェースや、ロペスがメモリアル・フィールドでジョギングをするシーンなどが撮影されました。

更新:2021年6月 写真(一部):渡辺菜穂子 写真(一部)提供:enjoypt.com

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