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ダウンタウン・シアトルから北へ約3マイル(約5キロ)のところにあるフリーモントでは、アーティストが制作したパブリック・アートが見どころだ。その中心の交差点などには
『Center of Universe』(宇宙の中心)と書かれた標識や看板がある。
ダウンタウン・シアトルから車で行く場合、青とオレンジに塗られたフリーモント・ブリッジ(写真右)を通る。この橋は跳ね橋で、その下を流れる運河を船舶が通る際には交通が一時停止となり、真ん中でパックリと割れ、少しずつ上に跳ね上がる。いったんこの作業が始まったら、約5分間は車も人も橋を渡ることができない。
パブリック・アートの代表格は、この橋から歩いて5分のところにある
『トロル』。トロルは橋の下に住んでいることからこの場所に造られたのだが、左手で車(VWのビートル)を握りつぶしている。昼間に見ても不気味に感じるかもしれないが、このアートは子供から大人にまで大人気。特に子供たちはこのトロルによじ登るのが大好きで、夏になるとトロルの頭や腕、肩にまで登って遊ぶ子供たちがいっぱいだ。観光客にとってもここは1つの観光スポットとなっており、トロルに座った子供たちに向かってシャッターを切る光景が見られる。
また、高さ5メートルはあろうかという銀色のロケットもその1つ。道端の看板の説明によると、これまた宇宙の中心で、備え付けの箱に50セントをいれると、ピカピカとライトが点滅するという懲りようだ。また、そこから徒歩1分の道端には、ロシア革命の指導者と言われるレーニンの銅像(North
36th Street)が立っている。ロシアからアメリカへ脱出したロシア系アメリカ人からは激しい非難を浴びたこともあったが、現在もこの地に立てられたままだ。
そして、地元の人に最も愛されているのが、『Waiting
for the Interurban』(インターアーバンを待つ: 1978年〜Richard Beyer作)という石像(写真右)。5人の老若男女が、昔シアトルを走っていた路面電車インターアーバンを待つ姿を石を彫って作ったものだ。その足元にいる犬の顔は人間の顔をしているが、これはこの石像の制作に反対した政治家の顔を彫ったもので、まるで人面犬のようになっている。この石像はいつも誰かがユニークな飾り付けをしており、ある夏の日にはビーチにでも行くのかショーツやTシャツを着せられ、ある時は誰かの誕生日を祝うメッセージが飾られ、またある冬の日はセーターを着せてもらっているといった具合だ。特にこれといったルールは無いようなので、誰かの誕生日にこの石像に飾り付けをしてびっくりさせてあげるのもいいかもしれない。
■行き方 ダウンタウンからは5・26・28番のバス。バスの乗り方についてはこちら。
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