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レストラン・レビュー
  Osteria La Spigaイタリア人に人気!自家製パスタが評判の本格派イタリアン。  
約3ヶ月間の空白を経て、2006年12月11日に12th Avenue と Pike Street の角から数軒目のところに再オープンしたオステリア・ラ・スピガ。シアトルに住むイタリア人も足を運ぶほど美味い自家製パスタで知られた店なので、その再オープンを待ちかねていた人は多いはず。以前と比べはるかにモダンでセクシーなインテリアは、シアトルにも訪れている時代の大きな変化を感じさせてくれる。
メニューは前菜・サラダ・スープ・サンドイッチ・パスタ・肉魚料理となっているが、今回はイタリア料理の前菜の定番カプレーゼ(Caprese con pomodori arrostiti)と、同店自慢の自家製パスタを堪能するべく、ニョッキを含む4種類のパスタを1つずつ注文した。食前には、長いバスケットに入った平たいパン、ピアディナ(Piadina)がサーブされる。オリーブ油などはつけないでそのまま食べるのだが、サクサクとした軽い食感にだまされて食べすぎてはいけない。パスタをおいしく食べるには、やはり程よく空腹であることが大切だ。また、パスタを注文するとボウルに入ったサラダが各自にサーブされるのだが、新鮮な野菜のシャキシャキ感が嬉しい。

前菜のカプレーゼは、モツァレラ・チーズとトマトのスライスを重ねてフレッシュ・バジルを添え、オリーブオイルをかけるシンプルな一品だが、食欲をそそる。同店の場合は新鮮なモツァレラ・チーズと、うまみが凝縮された自家製ロースト・トマトのおかげで、単なる定番に終わっていないのは立派。取り合いになるおいしさだ。

前菜を食べ終えると、タイミング良くパスタが次々とサーブされた。人気料理の1つというラザーニャは、自家製のほうれん草パスタ、トマトとミートのラグー・ソース、そしてグラタンのベースなどに使用されるペシャメル・ソースが非常にバランスよくあわさって、濃厚そうな見た目よりもあっさりと味わうことができる。ちなみに、ぺシャメル・ソースの名前は、ルイ16世の侍従だったノインテル侯爵、ルイ・ドゥ・ぺシャメルが考案したことに由来しているそうだ。このラザーニャにも使われているラグーを太目のパスタにからませたのがタリアテッレ。パスタの量に比べ、ソースが控えめな気もするが、自家製パスタのおいしさが堪能できる一品だ。パルメザン・チーズをベースにしたクリーム・ソースにタリアテッレと同じく太めのパスタを絡ませたトルテッリは、ブラック・トリュフで少し高級感が味わえるのがポイント。チーズの味が強く、白ワインと一緒にディナーとしていただくのもいいかもしれない。また、評判のニョッキは、じゃがいもがベースのパスタの一種。モチモチした食感がたまらない。自家製ならではの新鮮さがウリと言えるだろう。

食後には、ウェイターが「当店の一押し!」というティラミス(il mascarpone di Ida)とパンナコッタ(panna cotta con caramello)を注文。ティラミスは、同店を経営するピエトロさんのお母さんのスペシャル・レシピだそうで、たいていのレストランのように四角いピースではなく、1人分が大きなカップに入ってサーブされる。独り占めしたい人には嬉しさも倍増だ。残念なことに、リキュールがあまり効いておらず、底に敷かれたスポンジ部分がしっとり感に欠けていたが、ココア・パウダーとたっぷりのマスカルポーネ・クリームの濃厚なお味には満足。コーヒーによく合うデザートだ。また、典型的なプリンのように見えるパンナコッタは、濃厚さかつ複雑な味わいで、食べてしまうのが惜しいほど。お好みのドリンクと一緒にゆっくりと楽しもう。

同店でサーブされているコーヒーは、ジョージタウンにあるカフェ・ウンブリアのもの。第2次世界大戦後にイタリアで焙煎業を始めたオルネロ・ビザーリ氏を祖父に、1986年にトレファチオーネ・イタリアを創業したウンベルト・ビザーリ氏を父に持つエマニュエル・ビザーリ氏が2002年に創業した、卸専門の焙煎業者だ。深みのあるその味は苦味が少なく、実に爽やか。ミルクや砂糖を入れず、そのままでコーヒーのおいしさを満喫できるはずだ。

今回いただいたメニュー:

 Caprese con pomodori arrostiti
 Lasagne verdi
 Tagliatelle al Ragu
 Tortelli verdi ai formaggi
 Gnocchi al Pomodoro
 Il mascarpone di Ida
 Panna cotta con caramello

ロースト・トマトがポイントのカプレーゼ。


ソースのコンビネーションが決め手のラザーニャ。


ラグー・ソースのタリアテッレ。


ブラック・トリュフの味が効いているトルテッリ。


モチモチ感がたまらない、ニョッキ。



ウェイターおすすめのティラミスと、濃厚パンナコッタ。
データ


Osteria La Spiga
オステリア・ラ・スピガ


1429 12th Avenue
Seattle, WA 98122
>> Map
>> バス路線(Metro's Trip Planner)

Phone: (206) 323-8881

営業時間:毎日 5pm-11pm
バーは1am まで。


(2006年12月現在)
※掲載した情報は予告なく変更される場合があります。
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