待望のリニューアル!家族で楽しむ、シアトルならではのコンピュータの博物館

リビング・コンピュータ・ミュージアム

一階展示スペースに並ぶ Apple ll – 40年前の最先端のパーソナル・コンピュータ

リビング・コンピュータ・ミュージアムってご存知ですか?ダウンタウン・シアトルの南、ソードー地域にある、知る人ぞ知るミュージアムです。

設立は2012年、もともとはビル・ゲイツ氏とともにマイクロソフトを立ち上げたポール・アレン氏が個人所有していたさまざまなビンテージ・コンピュータを展示する場所として開館しました。

「僕たちはポールが満足すればそれで大満足さ、何しろ40年前のコンピュータが現役で動いているんだぞ、すごいだろ?」というミュージアム職員の皆さんの気持ちがよくなりすぎるほど気の抜けた雰囲気がすっかり気に入り、2012年の開館当初から毎シーズンのように通っているのですが、今月18日に 『Living Computers: Museum + Labs』 として待望のリニューアルオープン!さらに素晴らしいミュージアムに生まれ変わりました。

ミュージアム職員の皆さんのフレンドリーさとコンピュータへの愛情が至るところにあふれたスポット、このホリデー・シーズンのおススメです。

キッズにおススメ – ロボットと遊ぶ!

リビング・コンピュータ・ミュージアム

ブロックの形をしたロボット。一つ一つのブロックがセンサーやモーターになっており、
組み合わせることでプログラムを作って動かせる。

ミュージアムの小さな入口を入ると、目の前には天井の高いフロアが広がっています。一階フロアは実際に触ったり試したりできるものばかりで、その中でもおすすめはさまざまな種類のロボットを使ってプログラミングを体験することができるスペース。筆者が訪れた日はリニューアル直後の週末ということもあって、これまで見たことがないくらいにたくさんの人が遊びにきていましたが、スペースが広くとられていることもあり、誰もがじっくり楽しんでいました。

子供向けと紹介しましたが、どの展示も最先端のコンピュータ・サイエンス、教育で利用されているものなので、大人でも十分に楽しめるものばかり。コンピュータ・エンジニアが多いシアトル、数十分もすると子供より大人のほうがはまってしまい、ずーっと遊んでいる人も。年齢を超えて楽しむ人たちを見ながらゆったりできるカフェスペースもありますよ。

リビング・コンピュータ・ミュージアム

一階展示スペース。カラフルなテーブルや椅子が置かれています。

大人におススメ – ビンテージ・コンピュータ!

このミュージアムのユニークなところは、コンピュータの歴史が始まってからこれまでの代表的なコンピュータが実際に使えること。そうです、40年も50年も前に作られたコンピュータが実際に動いて、使うことができるのです。

コンピュータが身近になった1980-1990年代のさまざまなパーソナル・コンピュータはもちろんのこと、1960年代に活躍をしたメインフレーム・コンピュータもなんと現役で、どれも稼働しているのです。

リビング・コンピュータ・ミュージアム

1階フロアから2階に上がる階段にはコンピュータのソースコード。
2階にあがると1960年代以降の大きなコンピュータがずらり。

ミュージアムの職員の方に話を聞いたところ、古いコンピュータのほとんどはすでに補修用部品などの供給も停止しているため、稼働させ続けるためには補修用部品確保のためにもう一台同一型番の製品を世界中から探し出すなど、かなり手間をかけ、工夫をしているのだとか。その昔、保守エンジニアとして活躍されていたミュージアム職員に説明を受けながら、生きたコンピュータの歴史を学ぶことができるのは、このミュージアムならではの醍醐味です。

ちなみに公式サイトによれば、IBM System 370(その昔メインフレームと呼ばれていた、とても大きなコンピュータです)などをまだ探しているそうです。もしお持ちでしたらぜひ寄付をご検討ください。

ダウンタウン・シアトルからは少し離れているのでちょっとなじみのない場所かもしれませんが、すぐ近くにはスターバックス本社、アウトドアグッズのアウトドア・リサーチ(Outdoor Research)、さらにおいしいブランチが楽しめる Macrina Bakery & Café などもあるので、ちょっといつもと違う雰囲気のブランチを楽しんだあとにミュージアムを楽しんでみるのはいかがでしょうか。駐車場を探す必要がないのも、家族で行くにはピッタリですね。このホリデーはコンピュータの歴史と未来を遊びながら学びに、リビング・コンピュータ・ミュージアムへ、レッツゴー!

Living computers museum + lab
住所 2245 1st Avenue South, Seattle (地図
公式サイト www.livingcomputers.org
入場料 $12(子供は5歳まで無料)

掲載:2016年11月 文・写真:保坂隆太

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