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ピュージェット湾の水産物豆知識

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アメリカとカナダの国境があるファン・デ・フカ海峡付近からシアトルにかけての海は、ピュージェット湾(Puget Sound)と呼ばれ、水産物の宝庫です。

ここからさらに南のワシントン州の州都オリンピアまで延びる海域では、商業用の魚介類が漁獲されています。アメリカの大都市の中でも、シアトルは魚介類の豊富さでは一番と言っても過言ではありません。ピュージェット湾で獲れる魚介類なしでは宇和島屋の鮮魚部は成り立ず、また語ることはできないのです。シアトルの在留邦人の一人である私も、「宇和島屋のあるシアトルに住んで良かったなあ」と、つくづく思っています。

ちなみに、宇和島屋の鮮魚部で販売され、また、スポーツフィッシングの対象の魚として獲れる魚介類(禁漁中の種類を含む)をピュージェット湾産に限定し、その主な種類を具体的に列挙すると、次の通りとなります。こんなにあるのかと、改めて感心させられるのではないでしょうか(順不同)。

  1. 鮭鱒類:紅鮭(sockeye)、キングサーモン(king salmon、chinook)、銀鮭(coho)、チャム・サーモン(chum salmon、白鮭)、マス(pink salmon)、スティールヘッド(steelhead)、イクラ(salmon roe)
  2. 甲殻・介類:ボタンエビ(甘エビ; spot prawns)、シマエビ(side stripe shrimp)、ピンクシュリンプ(pink shrimp)、トヤマエビ(coon stripe shrimp)、ダンジネスクラブ(dungeness crab)、レッドロッククラブ(red rock crab)、アメリカ・ザリガニ(crayfish)、ウニ(sea urchin、バフンウニ、赤ウニ)、ナマコ(sea cucumber)
  3. 貝類・軟体動物類:グイダック(ミル貝; geoduck)、マニラ・クラム(アサリ; Manila clam)、セボリ貝(savory clam)、ムール貝(mussel)、ホタテ貝(scallop)、ピントアバロニ(pinto abalone)、ホースクラム(horse clam、gaper、ミニミル貝)、バタークラム(butter clam)、イカ(squid)、タコ(octopus)
  4. 各種カキ類:ミヤギ(Miyagi)、ダボベイ(Dabob Bay)、サンセットビーチ(Sunset Beach)、ニスカリースイート(Nisqually Sweets)、ミラーダ(Mirada)、パシフィックオイスター(Pacific oyster)
  5. カレイ・底魚類:オヒョウ(halibut)、ドーバーカレイ(dover sole)、レックスカレイ(rex sole)、ペトラーレ(petrale)、銀ダラ(black cod)、マダラ(pacific cod)、スケトウダラ(pollack) 、アイナメ(ling cod)
  6. 各種カサゴ、メヌケ、キンキ類(rockfish)
  7. その他: ニシン(herring)、イワシ(sardine)、サバ(mackerel)、スメルト(smelt)、ギスカジカ(キャベゾン、cabezon)

『お魚豆知識』 は、宇和島屋鮮魚部の沖良三さんが発行している 『Seafood Newsletter』 の一部です。宇和島屋の入荷商品やおすすめ商品の情報が満載ですので、ぜひご購読ください。お申し込みは seafoodnews@uwajimaya.com まで、日本語でどうぞ。

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