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「え?
私にインタビューですか?」
中村さんは意外そうな顔をした。ジャングルシティ・ネットワークが、どうして私のような技術系のニンゲンを取り上げるのかな、なにか間違えちゃったんじゃないの?
と不思議に思われたのだ。
いいのである。このシリーズは、ジャングルシティ・ネットワークが、独断と偏見で選んだ絶賛ニンゲン、題して、「ぶらぼおな人」をご紹介するものなのだから!
今回、レドモンドに拠点を置くパシフィック・ソフトウェア・パブリッシングの副社長、中村さんに、なぜジャングルが「ぶらぼお!」と言いたいかというと、今をときめくコンピューター業界、そしてインターネットの世界の先端を行っている人だからである。昨日出た物が今日にはレトロ、というぐらい、進化の著しいこの業界で、知識豊富で技術もしっかり、というのは、並大抵の努力ではないハズで、インタビューを通してその秘密を探ってみようといういうわけだ。
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中村さんのお仕事
今の中村さんの毎日は、日本向けの営業責任者として、ソフトウェアの日本国内販売とサーバーの開発に関わること全般で慌ただしく過ぎていく。ソフトウェアの日本国内販売では、アメリカのサプライヤーとの交渉に始まり、日本でのPR、ショップへの直販などを手がけ、サーバーの開発業務では、"ダブル・バイト・スペシャリスト"として、プログラミング言語の日本語化などに関するコンサルティングもこなしてしまう。最近巷でよく耳にする
Electric Commerce (E-Commerce)も、コンサルティング業務の中の1つだ。そんな事ができてしまう中村さん、大学時代はさぞかしコンピューター・サイエンス専攻でトップクラスだったのではと思いきや、意外な答えが返ってきた。
コンピュータとの出会い
コンピューター・サイエンス専攻?いえいえ、私の専攻は英語学でした(笑)。私のコンピューターとの出会いは、アルバイトをしていた大学の事務局です。そこでは電話の応対やビジネスレターの書き方から始まって、日本なら就職してからしかやらないような事をたくさん学びましたが、そこの局長さんが大変いい人で、コンピューターについて手取り足取り教えてくれたんです。それから雪だるま式にハマリましたね。そして1992年に大学を卒業したところ、英語学専攻では就職先がありませんでした。そんなこんなで、結局そのまま大学院のMBAコースに入学。でも、もうその時にはハイテク業界に就職するぞ、という事しか頭の中になかったので、宿題に追われつつ、事務局でのバイトに燃えていました(笑)。
就職
翌年、就職活動で訪れたパシフィック・ソフトウェア・パブリッシングと運命的な出会いをしました。セールス・アシスタントとして入社した中村さんは「やっとコンピューター三昧の生活を送ることができる」とばかりに、持ち前のバイタリティと勤勉さで仕事をこなし、あっというまにここまで来てしまいました。とにかくコンピューターに携わっているのが好きなんです。毎朝起きたら、「あれを今日やろう」と、エネルギーがすぐ出てくるんですよ。多分それが、一見華々しく見えて、実は体力の世界であるこの業界で生きていける理由かもしれません。コンピューター関係の商品はライフサイクルが短いので、短距離走の繰り返しをしているようなもの。ですから、いつも元気でないと。でも、性格的なところもあるかもしれません。私は負けず嫌いなんです。ソフトもハードも、所詮人の作ったもの、「わからないハズはない、直せないわけがない!」と、とことん問題を究明したくなるんです。頑固、ってよく言われますが、仕事ではそれがいい事につながっているのではないでしょうか。
これからの就職は
巷に留学生が溢れる中で、留学をやりたいことにつなげていける人はほんの少数。夢を抱いてアメリカに渡っても、待っているのは厳しい競争社会である。留学生が学生時代をエンジョイしている間に、できるアメリカ人はインターンシップやパートタイムジョブを利用して着々と力をつけていく。厳格な移民法に縛られる留学生は、そんなアメリカ人に負けずに輝く物を持っていないと、好きな業界に携わるどころか、就職すらできないという現実に直面することになるのだ。そんな競争社会で、夢をものにする為のステップをきちんと踏んでいける意思の強さに、ジャングルはとにかく"ぶらぼう"と言い、拍手を送りたくなるのである。
「もしアメリカのコンピューター業界に入りたいなら、在学中にできるだけ実践をしておくことが大事ですね。日本のコンピューター業界は70〜80%が大企業ですから、トレーニングを行う余裕があるかもしれません。でも、アメリカはその逆で、70〜80%が、そんな余裕を持たない中小企業なんです。ですから、即戦力とはいかなくても、その日から仕事をこなすことが要求されますよ。夢をつかむまでのステップをきちんと踏んで、夢を夢で終わらせないようにがんばりましょう」
コンピューター業界 − 華々しさの裏には体力勝負が潜む、そんな業界で楽しみと仕事が一致した毎日を送る中村さん。これからは、E-commerce
の開発やインターネットでの販売で更にビジネスを広げて、もっともっと新しいことをしていきたい、と最後に語ってくれました。 | | |

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