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大学男子バスケ部のシアトル合宿! 新しいプログラムを組み込むお仕事をさせていただきました。

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大阪の大学の男子バスケットボール部のシアトル合宿に新しいプログラムを組み込むお仕事をさせていただきました。

シアトル合宿

種目を変えて、高校陸上の練習を見学!さすが大阪、カメラを向けるとこのポーズ!

日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査で、「日本人は自己肯定感が低い」という結果が出ていますが、これまでずっとダメ出しばかりされ、出る杭は打たれるということを繰り返し刷り込まれてしまったものを変えることは簡単ではありません。でも、「日米の違いを、もうちょっと深く知ると、根本が見えて来る。それを知った上で、日本で生活していく上での自分のあり方を考える」とおっしゃるコーチのご希望で、新しいプログラムを試験的に実施することに。

シアトルでバスケットボールのトレーニングをし、ローカルのチームと親善試合を重ね、ワシントン大学などのチームの試合を見学し、オレゴン州ポートランドまで行って NBA の試合を見学するだけでも大変なこと。

でも、今回は、アメリカ人がなぜこのポイントで褒めるのか、なぜこういうコミュニケーションをするのか、褒め言葉にはどう対応したらいいのかをもっと理解し、アメリカの教育システムや日本とアメリカの教育の違い、アメリカでの考え方やアメリカにある人種差別についても知る講座を組み込みました。この講座を受けた翌日からの練習では、アメリカ人のコーチから褒められた時の学生さんたちの態度や受け止め方、その生かし方が変わったそうです。

さらに、合宿の最終日には、まとめ編ということで、自分のいいところをもっとよく知り、周りの人からもフィードバックを得て、それを今後にいかしていく方法を考える講座も実施しました。このワークショップは、これまでジャングルシティが何度か主催してきた「魔法のしつもん」のワークショップです。

参加した大学3年生・4年生からは、いろいろなフィードバックをいただきました。

「アメリカ人はまずやろうとする姿勢からほめる。とにかく褒めること」
「もっと自分に自信を持つこと」
「できなかった部分ではなく、できた部分を、ナイストライ!とほめるアメリカの教育は非常に効果的だと思う。日本人の教育者にも伝えたい」
「練習だけでなく、普段の生活からダメ出しをしないように意識するようになった」
「積極的に相手をほめて会話を広げていこうかなと思った」
「ふとした発言が人種差別につながると知り、意識してそうしたことをしないようにしたいと思う」
「日本人は周りのことばかり気にしているので、自分も良い意味でわがままになり、他の人は持っていない力をわがままに出していけばプレーの幅が広がると思う。もっと追求して欲を出してプレーしたい」
「自分の長所が見つかり、短所も長所に変えられることがわかった」
「自分が将来どうなりたいかを考え、3年後、5年後、10年後、どのようにすれば幸せになるかを想像して大きな夢を口に出した時、今何をすればいいかという明確な答えが出てきたことは役に立ちました」
「自分のやりたいことから逆算して、今、それに必要なことをする」

「こっちで学んでも、日本に帰ったらまた元に戻ってしまう」という印象はなく、ここで得た気づきを本当に次にいかしてくれそうな手ごたえを感じました。良いコーチの下でバスケットボールができ、人生についてもいろいろ考えるチャンスを持つことができる。やっぱり人生は良い師との出会いが大切ですよね。

今後もこうしたプログラムをご提供していく予定ですので、ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

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