「この日が一番刺激的だった!」 NPO 法人ファザーリング・ジャパン関西 シアトルのお父さんたちとミートアップ

2017年9月11日(月)

お父さんたちが父親であることを前提とした働き方がしづらい日本。でも、最近は、たくさんの方々の取り組みにより状況が変わりつつあり、育児ができるお父さんが少しずつ増えていると聞きます。そんな変化が起きている中、「笑ろてるパパがええやん!」という合言葉で、父親向けの子育て講座やセミナー、イベントなどを開催して父親の育児参加を促し、父親が育児に参加できる社会やコミュニティ作りに2010年から取り組み続けているのが、「NPO 法人ファザーリング・ジャパン関西」です。

2015年から理事長を務めている篠田厚志さんは、公務員から NPO に身を投じたという、ユニークな経歴の持ち主。健康に不安を感じたことがきっかけだったそうですが、子供たちともっと時間を過ごそうと考えて公務員を辞めるという大きな決断は、誰でもできることではありません。「子供がいるから、できない」ではなく、「子育てが足かせでなく、飛躍のための翼になる」と、考えをシフトすることを自ら実践されている方なのです。

NPO 法人ファザーリング・ジャパン関西

そんな篠田さんの主導の下、「父親の子育てを本気で増やすなら、やることは一つ。父親のモチベーションをわかりやすく上げる!」という考えから生まれたのが、画期的な独自企画「父子ツアー in シアトル」。お父さんと子供の二人一組でシアトルに行く!というもので、単なる観光旅行やツアーではない、「NPO 法人ファザーリング・ジャパン関西」だからこそできる、父子のための企画を練り、7月末に実現しました。

滞在期間は約1週間。その中でジャングルシティが企画させていただいたのは、シアトル地域で子育てをしている日本人のお父さんたちとのミートアップ。

NPO 法人ファザーリング・ジャパン関西

夏のシアトルと言えば、カラッとしていて、屋外で過ごすのが楽しい季節。記念すべき第1回のミートアップでは、まず、緑豊かなグリーンレイクの一画で、大学生と高校生の二人のお子さんのお父さんで建築家の松原博さんと対談しました。

「国際結婚の場合、日常生活が国際交流や国際文化比較」と、アメリカ人の妻を持つ松原さん。話し合ってこそ理解できる、解決できる、新しい段階に行けるということを日々の生活でやり続けているので、子供が生まれた時、「日本語の父親と英語の父親とどちらをやるべきか」と考えたそうです。日本語ではどうも頭ごなしに「こら!」「だめ!」「だめなものは、だめ」と言ってしまいがちになるけれども、英語では「だめだよ、なぜなら・・・」ときちんと説明して伝える父親になれる。そう感じた松原さんは、子供には英語で、できるだけ説明して納得させることを繰り返してきたそうです。先に答えを出すのでも、頭ごなしに決めてしまうのでもなく、納得いくように説明し、子供の意見も聞く。

それはまた、父親自身が、自分がどうしたいのか、何が一番いいと思うのかを考えてみることにもつながります。「こうなんです」と言われ、「こうなんだ」「これしかないんだ」と受け入れるだけではなく、「自分はこうしたい」「一番いいのはこうではないか」と伝えてみる。話し合って双方が納得すれば、どうすればそれを実現できるのか考えて行動に移す。「なかなかハードルが高いかもしれませんが、まずできる一歩を踏み出してみる。皆さんは、遠いシアトルまでお子さんと来られたんですよ。もうすでにその一歩を踏み出しています」。松原さんの温かい言葉が心に残りました。

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そして、午後。シアトル郊外に本社のあるマイクロソフトで働く金子雅彦さん渡辺毅さん、吉田敦さん、そしてソニック・ザ・ヘッジホッグの生みの親で現在は UnityJapan で教育関連の教材開発に取り組んでいる安原広和さんとのミートアップでも、約2時間にわたってさまざまなトピックについて対談が行われました。

マイクロソフトでの働き方は、実際どうなのか。これまで働いたことのある他の会社はどうだったか。普段、どんなふうに子育てをしているのか。子供とのかかわり方で、何を大事にしているのか。そもそも「イクメン」なんていう概念はアメリカにもあるのか。日本とアメリカの学校を比べてどうか。シアトル地域でのプログラミング教育はどんな状況か。それぞれの家庭でどんなふうにコンピュータを使っているのか。

メディアやSNSで読んではいても、当事者の方に直接お話を聞くと、いろいろな気づきが得られることって、本当に多いですよね。そして、やはり、スッと頭に入るタイミング、話し相手、状況があります。

日本から来られたお父さんたち全員が「この日が一番刺激的だった!」と言ってくださったのは、シアトル地域から参加してくださった、ポジティブで未来志向のお父さんたちのおかげでしょう。

シアトルから参加してくださったお父さんたちも、いろいろ考える機会になり、さまざまな刺激を受けたとのこと。これはこれから新しいことに発展していけるかもしれません。

子供が小さい時は一度しかない。だからこそ、今、やって、そして未来につなげよう。

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マウント・レーニアでの最終日

こうしてお父さんたちがいろいろな刺激を得ている間、5人の子供たちは外で元気に遊んでいました。毎日盛り沢山な日々でしたが、子供たちが大きく体調を崩すこともなく、楽しんでくれて何よりです。マウント・レーニアでの最終日のこの写真が、お父さんたちの達成感、子供たちがお父さんとしっかり過ごせて楽しんだことを物語っています。

ファザーリングジャパン関西にご興味を持たれた方は、ぜひ公式サイトをご覧ください!

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