 |
 |

19世紀後半に建てられたレンガ造りの建物がひしめくパイオニア・スクエアは、シアトル発祥の地。昼間はスタイリッシュなアート・ギャラリーやおしゃれなショップ、カジュアルなカフェやレストラン、夜はクラブやバーがにぎわうエリアである。パイオニアスクエアのシンボルは、Yesler
Way と 1st Avenue の角にある小さな三角形の形をしたパイオニア・プレース。シアトルの名前の由来となったネイティブ・アメリカンの酋長の胸像、中心には高さ18メートルのトーテムポール、1909年にトロリーの待合所として建てられたビクトリア調のパーゴラがあり、高層ビルが立ち並ぶダウンタウンから歩いてくるとその雰囲気の違いに驚くだろう。
19世紀後半に白人が入植して開発が始まった頃の建築や生活を見るには、 『アンダーグラウンド・ツアー』 がおすすめだ。海抜が低く、満潮時には道路が浸水するという問題に直面していた当時のシアトルで1889年に起きた火災では、水圧の低さから消火栓が役に立たず、大火災に発展してしまった。結局、この火災がきっかけですべての道路がそれまでの位置から3メートル引き上げられ、元の1階は徐々に使われなくなってしまった。1965年に始まったこのツアーでは、しばらく忘れられていたこの1階を探検するのが主な目的。集合場所、およびチケット売り場は、パイオニア・プレースにある
Doc Maynard's(電話 206-682-4646)で。
パイオニア・スクエアのランドマークとして有名なのが、三角の尖がった屋根のスミス・タワー(2nd Avenue と Yesler Way
の角)。1914年に建てられたこのビルは、長年に渡って西海岸一の高層ビルとして知られていた。今でも係員が手でドアを開閉するエレベーターを使用しており、最上階は展望台になっている。晴れた日はレーニア山まで見渡せるのでぜひ訪れてみよう(イベント会場にもなっているので、一般入場ができない日もある)。
アート・ギャラリーが集中しているエリアとしても人気のあるパイオニア・スクエアでは、毎月第1木曜にアート・ウォークが開催されている。これは通常はそれれぞれ異なる営業時間を設けているギャラリーが、新しい作品を展示して午後8時〜午後9時まで開店する日。ギャラリーというと高価な美術品を扱っているせいか、なんとなく高級なイメージがあるため敬遠しがちかもしれないが、実際はとても気軽に入り、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと美術品を楽しめるところだ。ギャラリーのスタッフはとてもフレンドリーで、美術品に関する知識や経験も豊富なので、分からないことがあるときや欲しい作品が見つからないときは、気軽に質問をしてみよう。アート・ウォークの詳細はこちら。
1973年にオープンしたシアトルの名物書店
『Elliott Bay Book Company』 にも入ってみよう。在庫数は、新書が15万冊、古本が25万冊と、地方書店としては大規模。創業当初は現在古本セクションとして使われている部分のみという小さい店構えだったが、今日では2万5,000平方フィートに拡張し、蔵書のジャンルも多岐にわたる。地下スペースのカフェも人気だ。
ユニークなカフェやショップが入居しているグランド・セントラル・アーケードもはずせない。日系人のデビッド・イシイさんが経営する古本屋、パンが人気のベーカリー、カードやスタンプの品揃えが豊富なペーパー・キャットなど、ちょっと立ち寄るにいい店がある。また、地下には日本人ペーパー・アーティスト、鈴木泰子さんのスタジオ兼ギャラリーも。鈴木さんについては2005年5月の
『ぶらぼおな人』 で。 |





















|
|
 |