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長い間 『Xacho-absh』(湖の人々)と呼ばれるネイティブ・アメリカンが生活していたこの地域に白人の入植者がやってきたのは1850年代のこと。最初に土地の所有権をアイラ・ウィルコックス・アター(Ira
Wilcox Utter; 1825-1875)が所有権を獲得し、開発が始まった。フリーモントの運河を通るシアトル・レイクショア・アンド・イースタン鉄道ができると、この地区はギルマン・パークと呼ばれ始める。バラードという名前は、汽船の船長だったウィリアム・ランキン・バラード氏(William
Rankin Ballard; 1847-1929)が所有していた160エーカーの土地をワシントン州が併合する際、自分の名前を町の名前に使用することを認めたことに由来しているそうだ。
スカンジナビア半島から多くの移民が移り住んだバラードの中心部は NW Market Street と Ballard Avenue
が交差するあたり。レストランやカフェ、ショップや映画館が並ぶ。スカンジナビアの食料品や物産、スカンジナビア諸国の国旗を立てたショップなどは、かつてこのあたりにスカンジナビアからの移民が多く入植したという歴史を感じさせてくれる。NW
Market Street と 21st Avenue の角にあるバーゲン・プレースには、ノルウェーの国王夫妻が1996年に寄贈した壁画があるので見てみよう。また、1980年に開館したノルディック文化遺産博物館(NW
67th Street: (206) 789-5707)は北欧諸国からの移民を称える博物館としては米国唯一。デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・アイスランドの文化遺産が展示されている。
ピュージェット・サウンドに面した西端はマリーナとして開発され、南部はピュージェット・サウンドとレイク・ユニオンを結ぶ小さなチッテンデン水門、北部はオリンピック半島のオリンピック山脈が見える公園ゴールデン・ガーデンズ・パークに面している。水と密接な関係にある地域であることが伺える。
このチッテンデン水門の正式名称は 『Hiram
M. Chittenden Locks』(ハイラム・エム・チッテンデン・ロックス)。水位の高い淡水湖レイク・ユニオンと水位の低いピュージェット・サウンドが交わる地点で水位を調節するのがその目的で、水位の低い海側から水位の高いレイク・ユニオンに入る場合は水位を上げ、レイク・ユニオンから海へ出る場合は水位を下げて通過する。その名称は、建築に携わったハイラム・M・チッテンデン技師にちなんだものだ。(ローカルは
『The locks』 または 『Ballard locks』 と呼ぶ。)白人がシアトルに入植した1850年当時から水門が必要であるとされていたが、1911年に資金源や建設地の決定がなされた後、紆余曲折を経てようやく1936年に完成したというエピソードがある。ボートを所有している一般市民の数はシアトルが全米1位で、年間10万隻を超える船がこの水門を利用している。
水門を見た後は、その隣にあるコモドア・パークでフィッシュ・ラダー(fish ladder)を見てみよう。ピュージェット・サウンドからレイク・ワシントンを通り、カスケード山脈の川へ産卵に戻って行く鮭が通るのがこのラダー(梯子)で、夏はソッカイ・サーモン(Sockeye
Salmon:紅鮭)、冬はスチール・ヘッドがピョンピョンとはねているのをガラス越しに見ることができる。この公園内のビジター・センターではロックスの歴史や機能について詳しく教えてくれるツアーもある(夏は毎日遂行、冬は週末のみ)。
また、春から秋にかけてはロックスのそばにある庭園 『Carl S. English, Jr. Botanical Gardens』
で色とりどりの花を見ることができる。
また、バラードの中心から車で約5分のところにあるゴールデン・ガーデンズ・パーク(8498 Seaview Place NW)は、砂浜が広がるビーチ。ピュージェット・サウンドに面しており、週末ともなると日光浴やビーチバレー、バーベキューを楽しめる。晴れた日の夕方は対岸の島々や雪を抱いたオリンピック山脈と西に沈む夕日のコントラストが美しい。のんびりしたい時におすすめのスポットだ。
毎週日曜には Ballard Avenue でファーマーズ・マーケットが開催されている。産地直送の野菜や果物、そしてオーガニックのパンやチーズなど、健康にいいもの、新鮮なものを仕入れたいならぜひ訪れてみよう。夜はパブやバーなどもにぎやかだ。 |





















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